インフォコム、第3四半期は不採算事業の収益改善で増収増益 BtoC分野は引き続きM&Aを検討

インフォコム<4348>が1月30日に発表した第3四半期(4~12月期)の連結決算は、売上高243億8300万円(前年同期比1.8%減)、営業利益13億4700万円(同5.1%増)、経常利益13億3400万円(同4.4%増)、四半期純利益8億2300万円(同32.5%増)だった。増収増益となった。     Web-ERP「GRANDIT」などを展開する主力のITサービス分野は、売上高155億9800万円(同変わらず)、営業利益7億8000万円(同77.6%増)と増収増益となった。不採算事業の事業構造改革を推進したことにより、増益を確保した。 モバイルコンテンツを展開するネットビジネスは、売上高87億8500万円(同4.7%減)、営業利益5億5600万円(同33.4%減)と減収減益だった。電子書籍を中心にスマートフォン向けが拡大したものの、フィーチャーフォン向けの落ち込みを補いきれなかったとのこと。ただし、第1四半期を底に堅調に推移しており、イストピカ買収によるソーシャルゲーム分野への進出と、グローバル展開に経営資源を集中するとともに、引き続きM&Aも検討しているという。   ■2013年3月期の見通し 2013年3月期は、売上高380億円(前期比4.1%増)、営業利益33億円(同3.0%減)、経常利益33億円(同2.7%減)、当期純利益20億円(同8.0%増)を見込む。