アクセルマーク、第1四半期は減収・赤字に…新規タイトルの収益貢献が計画下回る

アクセルマーク<3624>は、本日(2月5日)、第1四半期(2012年10~12月期)の連結決算を発表し、売上高8億9600万円(前年同期比3.1%減)、営業損益2800万円の赤字(前年同期7400万円の黒字)、経常損益2700万円の赤字(同7600万円の黒字)、四半期純損益3000万円の赤字(同7500万円の黒字)だった。     同社では、売上高については、新たにソーシャルゲーム2タイトルリリースしたものの、当初計画していた収益貢献するまでには至らなかった、としている。利益面では、ソーシャルゲーム事業における「リアルタイムバトルシステム」をさらに深化するためのシステム開発投資や、新たにリリースしたゲームの外注制作費や開発人件費を費用計上した。しかし、広告宣伝費など費用削減を進捗させたため、当初計画を上回ったとのこと。 セグメント別の状況は以下のとおり。 ■ソーシャルゲーム事業は、売上高4億7500万円(同83.6%増)、セグメント損益600万円の赤字(同6900万円の黒字)だった。ネクソンとの協業タイトル「アラド戦記SG」と「クロノ・マキア」の提供を開始した。「アラド戦記SG」は、サービス提供開始から14日後に会員数が10万人を突破した。また「天空のレギオン」や「キングダムクロニクル」など既存タイトルも、ゲーム内イベントを実施するなどによりユーザー満足度の向上と売上増加に努めた。 ■コンテンツ事業は、売上高2億1700万円(同51.5%減)、セグメント利益2600万円(同56.4%減)だった。スマートフォン向け電子書籍に注力しており、広告出稿による会員獲得効果を見極めながら、売上向上のための施策を実行した。フィーチャーフォン向けコンテンツは、引き続き事業運営体制の見直しを進めて収益性向上に努めた。 ■広告事業は、売上高2億0300万円(同9.6%減)、セグメント利益1700万円(同406.5%増)だった。スマートフォン向けアドネットワークでの売上が拡大しているものの、フィーチャーフォン向けサービスでは売上の減少傾向が続いた。また、海外市場向けについては、クラウドワークスと提携して、ベトナム・フィリピンなどにおけるクラウドソーシング事業へ参入した。   ■2013年9月期の見通し 第2四半期(2012年10月~2013年3月期)の業績予想は、売上高17億4600万円(前年同期比8.5%減)、営業損益2800万円の赤字(前年同期1億5800万円の黒字)、経常損益2800万円の赤字(同1億5900万円の黒字)、四半期純損益3600万円の赤字(同1億3300万円の黒字)を見込む。  
アクセルマーク株式会社
http://www.axelmark.co.jp/

会社情報

会社名
アクセルマーク株式会社
設立
1994年3月
代表者
代表取締役社長 松川 裕史
決算期
9月
直近業績
売上高21億4400万円、営業損益9800万円の赤字、経常損益1億円の赤字、最終損益1億200万円の赤字(2023年9月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3624
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