UEI、CG研究機関「UEIリサーチ」を設立…所長にはクーンズ賞受賞者の西田 友是氏を招聘

ユビキタスエンターテインメント(UEI)は、本日(3月28日)、東大教授の西田 友是 氏を所長に迎えた学術研究機関「UEIリサーチ」を4月1日より設立すると発表した。 西田氏は、世界有数のコンピュータグラフィックス(CG)研究者として知られ、2005年にアジア人として初めて、米国コンピュータ学会(ACM)のSIGGRAPHで最も栄誉あるスティーブン・A・クーンズ賞を受賞した。歴史上12人目の受賞者となる。 ディズニーリサーチ、マイクロソフトリサーチなど海外では民間企業がこうした専門のCG研究機関を設置しているが、日本のベンチャー企業では唯一の専門研究機関となる。 同社では、スマートフォンやタブレットデバイスの高性能化によって高度なCG技術がスマートフォン/タブレットのユーザーインターフェースの世界にも入り込んで来ることを見越し、国際競争力を確保するためには積極的な特許戦略を考慮していく必要があると判断した、と説明している。 西田氏が考案した「ラジオシティ法」は、すべてのコンピュータグラフィックス作品やゲームソフトに用いられている基盤技術で、現在も精力的な研究活動を続けている。西田氏の研究活動とUEIの技術とが結びつけ、顧客に新たな価値を提案していく狙いもあるという。