【ゲーム業界求人動向 - 6月】UnityやUnrealの経験が転職活動で有効に 習熟度はどれほど影響するのか


激動する市場に多彩な職種、目まぐるしく変化していくゲーム業界。本稿では、クリーク・アンド・リバー社<4763>所属のゲーム業界に特化したエージェントが語る、直近の求人動向や業界トレンドを隔週でお届け。環境の変化に伴い、企業側の求人ニーズにも変化は出ているのだろうか。ぜひ、今後の活動などに役立ててください。




 

■UnityやUnrealの経験が転職活動で有効に


昨今、スマホ向けのゲーム制作ではUnity、ハイエンド系のゲーム制作ではUnrealの使用経験を歓迎スキルとする求人をよく見かけるようになりました。Unity、Unrealは機能面、性能で違いがありますが、どちらも統合型のゲーム開発環境として普及しています。
 
就職活動中の求職者様(就職活動を行う学生、現職からの転職を考えている求職者の方々)からは、上記の開発環境の習熟度がどれほど採用に影響が出るのかといった質問をよく頂きます。
 
ケースバイケースですが、派遣や業務委託等の緊急度の高い募集の場合は、上記のツールの使用経験が歓迎条件では無く、必須条件の場合もあります。

即戦力を期待されている場合ですと、就業後に技術を教えて貰える会社も少なく、将来的な転職市場での可能性はやや狭まるでしょう。

よって、フリーランスとして様々な会社、様々な案件で活躍されたいクリエーターにとっては身に付けておいた方が良いスキルになります。
 
一方、新卒採用や若手の社員採用など、長期的な目線で活躍が出来るかが左右される場面では、個々の職種における成果物のクオリティや、ポテンシャルが重要視される傾向があります。
 
例えばデザイナーの場合は、3DCGデザイナーでもデッサン能力(基礎画力/ポテンシャル)を重要視する会社も多くあります。特に、新卒採用や若手の方を採用する際の面接では、Unity、Unrealの使用経験よりも、個々の職種のベースとなる技術力を見られることが多いです。
 
ただし、中途の社員採用の場合はフリーランスと同様で、UnityやUnrealといった開発環境の経験者の方が、書類選考などで優遇される傾向があります。今後もニーズは高まってくると予想されます。
 
(文:クリーク・アンド・リバー社)


 

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