【ゲーム業界求人動向 - 7月】ネイティブ・ブラウザともに、今後も需要が高まるプランナー
激動する市場に多彩な職種、目まぐるしく変化していくゲーム業界。本稿では、クリーク・アンド・リバー社<4763>所属のゲーム業界に特化したエージェントが語る、直近の求人動向や業界トレンドを隔週でお届け。環境の変化に伴い、企業側の求人ニーズにも変化は出ているのだろうか。ぜひ、今後の活動などに役立ててください。
■ネイティブ・ブラウザともに、今後も需要が高まるプランナー
ソーシャルゲームのプランナーは「開発」「運営」の2つに分類されることが多いですが、両者とも需要は引き続き高まっています。
まず、「開発プランナー」はネイティブアプリでの活躍が見込めます。約1年前はコンシューマ業界での経験が必須の企業も多かったのですが、直近では、ソーシャルゲーム業界のみの経験でも、新規開発~リリースまでの経験を持っていれば書類選考の通過率が上がる傾向にあります。また、仕様作成、外注対応、シナリオ作成、レベルデザイン、リリース後の運営まで幅広いスキルが求められるのも特徴です。
一方で、「運営プランナー」はネイティブだけではなく、ブラウザゲームでの案件も引き続き多く出ています。ここ半年でセカンダリー事業の注目度が高まっていますが、そうした企業以外でも、既存のタイトルの価値を最大化し、より効率よく組織を動かしていく能力が求められてきています。また、ルーチンワークにとらわれず、日々のイベントで新しい施策を提案できるような方が求められています。
なお、セカンダリー事業に取り組む各社、現在はブラウザゲームを中心に扱っていますが、市場の状況を鑑みると、今後はネイティブアプリの運用にも進出していくことが予想されますので、今後も目が離せません。
上記を踏まえ、プランナーとしての市場価値を高めたい方は、開発・運営問わず幅広い経験を積んでいくことが求められます。特に、ブラウザゲームの運営経験しかなく、今後はネイティブアプリの開発に携わりたいとお考えの方は、まずはネイティブの運営から移行していく方法が一番の近道になります。