人気オンラインゲーム『ファンタジーアースZERO』の開発元として知られるフェニックスソフトは、本日(5月24日)、通信ライブラリ「nine」に続く新しい開発ツールとして3Dクライアントライブラリ「Graphyte」を開発した、と発表した。Windowsに対応している。
「Graphyte」とは、マルチコア型ハードをターゲットとした3Dコンテンツ用の開発プラットフォーム。シェーダー機能やモデル、アニメーションなどの描画システムのほか、システムレイヤー、数学レイヤーでの高速なライブラリが提供される。
フェニックスソフトによれば、この「Graphyte」を利用することにより、開発者は、難易度が高く、時間のかかるコーディングに悩むことなく、アプリ開発に専念することができるという。開発工数についても、通常の1/10と大幅に削減できるようだ。
さらに、すでにリリースされている通信ライブラリ「nine」と組み合わせることで、オンラインゲームやWEBでのリッチコンテンツの開発もサポートするという。
フェニックスソフトでは、9月にもAndroid版をリリースする予定。その後も、各種スマートフォンや家庭用ゲーム機などより多くのデバイスへの対応を行い、マルチプラットフォーム、クロスプラットフォームでの開発環境の提供を目指す、としている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ソフトギア
- 設立
- 2008年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 青木 健悟