IT系求人・転職サイト『IT転職ナビ』を運営するワークポートは、1月27日、2010年12月のモバイル業界の採用動向を発表した。
スマートフォン向けアプリ市場のニーズ拡大に伴い、Web系開発者とは別にスマートフォンの開発担当を置く動きが見られるようになった、とのこと。インターネット上でのWebアプリ開発経験を最低限の応募条件としてPHPを重視する傾向が変化し、C、C++、Javaといった言語のゲーム及びアプリ開発者に対する評価が高まりつつあるという。家庭用ゲームソフトの開発者には転職の好機となったようだ。
他方、モバイルプランナー・ディレクターでは、ソーシャルゲーム・アプリ開発向けの求人が多かった。大手ゲーム会社からWeb経験を有するゲームディレクターの求人が出るなど、特にゲーム開発向けが目立った。スマートフォンの登場で、モバイルとPCの垣根がなくなり、モバイルとPC両方の経験を持つ人材を即戦力として採用する企業が増えたことも特筆すべき変化だという。
今後の見通しとして、ワークポートでは、Flashデザイナーの求人が好調を維持する中、ActionScriptの経験を求める傾向が強まっており、FlashやHTML5は必修の分野となっていく、と指摘。業界トップクラスの企業が他に先駆けてFlashデザイナーの採用を開始していることから、今後1~2年は採用ニーズの高まりに期待が持てそうだ、としている。
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