電通、ゲームに精通したクリエイティブチーム「デンツウゲームセンター」発足…ゲーム市場で広告コミュニケーションの最適化を目指す

電通は、この日(9月15日)、社内のクリエイティブ部門のゲームに精通した約200名からなる、横断的なゲームクリエイティブチーム「デンツウゲームセンター」を発足したことを明らかにした。社内の全クリエイティブ部門から、ゲームへの理解が深い人材を集約しバーチャルチームを結成。ゲームコンテンツそれぞれに最適な人材を迅速にアサインする仕組みを構築し、さらに本センター内でゲーム商材のマーケティングや広告コミュニケーションにおけるソリューション開発に取り組む。これにより、生活者にはよりゲームの魅力が分かりやすく、広告主にはより迅速で効果的なコミュニケーションを提供することを目指す。

「デンツウゲームセンター」は、電通社内の組織を横断してゲーム商材のクリエイティブ制作を得意とするクリエイターの人材プールを構築することで、迅速・最適なアサインを可能にした。本センターの人材は、それぞれが長く愛好するゲームがあり、コンテンツに対する深い洞察と、家庭用ゲーム・アプリゲーム・PCゲームそれぞれの特性に対する理解を有している。こうしたゲームに精通したプロ目線とクリエイティブの専門性の掛け合わせにより、個別のゲームコンテンツならではの良さを発見しユーザーに魅力の伝わるコミュニケーションを開発する。

さらに、本センター内での既存組織を越えた協働により、最新のゲーム市場やユーザーインサイト情報の共有、ソリューション提案力の向上、独自メソッドの開発を目指す。さまざまな才能が「デンツウゲームセンター」を通じて刺激し合うことで、ゲームの体験価値をさらに高めるような新しいアイデアを生み出していくという。ゲームコンテンツは特性として、その面白さや特徴を熟知するために多くの時間が求められるが、「デンツウゲームセンター」は、あらかじめセンターの人材が得意とするゲームの情報を幅広く把握しておくことで、ジャンル・プレイ環境・プレイヤーが多様化するゲームコンテンツのニーズへの対応が可能になるとのこと。

今後は、先発の電通社内にあるゲーム領域の戦略プランナーチーム等とも連携を進める。また、電通グループ国内外のゲーム領域における専門能力を統合したグローバルソリューション「dentsu gaming(電通ゲーミング)」の一環として、国内だけでなくグローバルに活躍の場を広げていきたい、としている。