セルシス<3663>の子会社&DC3は、SaaS版DC3モジュール(プレビュー版)の提供を9月28日に開始した。
DC3モジュールは、サービス事業者に向けて提供する独自のプログラム。サービス事業者が運営するサービスにDC3モジュールが組み込まれることで、サービス内でDC3コンテンツを扱うことができるようになる。
◆SaaS版DC3モジュールとは?
クラウド上にあるDC3モジュールをインターネット経由で利用することができるすることができるサービスとなっている。
組み込み型の場合、DC3モジュールはサービス事業者が管理する必要がある。一方、SaaS版の場合、DC3モジュールは&DC3が管理する。サービス事業者は、&DC3の管理するDC3モジュールと連携することで、DC3コンテンツを扱うことができるようになる。
◆SaaS版DC3モジュールの特徴
1. サーバー代金などの固定費用が掛からない
SaaS版DC3モジュールの場合、サーバー代金などの固定費用は掛からず、利用量に応じた費用のみが掛かる。これによって、固定費用の割合が大きくなるような小規模なサービスなどでは、コストの低減を見込むことができる。
2. サーバーの運用・メンテナンスが不要
SaaS版DC3モジュールは&DC3が管理するので、運用・メンテナンスのコストや人員が掛からない。
3. 他のSaaSと組み合わせることで、サーバーレスでDC3コンテンツが取り扱えるように
他のSaaSなどを利用してサービスを構築している事業者であれば、SaaS版DC3モジュールと組み合わせることで、サーバーレスのままDC3コンテンツを取り扱うことができるようになる。
※SaaS版において、&DC3の管理するDC3モジュールには複数のサービスが接続する。そのため、その中の1つのサービス内で急激なデータ流量の増加などがあった場合、他のサービスのパフォーマンスが一時的に影響を受ける可能性がある。
今回のリリースによって、SaaS版DC3モジュールと組み込み型DC3モジュールを、それぞれの事業者のニーズに合った形で使用することができるようになる。同社は今後も、ソリューションの拡充を進めていくとしている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社セルシス
- 設立
- 1991年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 成島 啓
- 決算期
- 3月
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3663