AIやXR等の先端技術で社会課題の解決に取り組むワントゥーテンは、開発した書店DXを推進する体験型コンテンツ「AI書店員」について、有隣堂とKADOKAWAの協業のもと、2023年9月29日(金)~11月30日(木)に有隣堂各店舗で展開することを発表した。なお、本施策はKADOKAWAが書店のDX化を推進するニコニコカドカワ祭り2023に合わせての実施となる。
<以下、プレスリリース>
◆背景
KADOKAWAとワントゥーテンは、書店業界における来店者数や書店数の減少といった課題の解決に向けて、2022年から共同プロジェクトとして“未来の書店プロジェクト”に取り組んでいます。
“未来の書店プロジェクト”では、VRやメタバース、AIによる書店のDX化を推進し、来店者数の増加や店頭での体験価値向上を目指しています。
これまで、AIリコメンドによる書籍提案コンテンツである「AI書店員」はもちろん、店頭に設置された大型のタッチモニターにたくさんの書影を表示し、そこから視覚的に気になる本を探せる『アンリミテッド本棚』なども提供しており、スペースの限られる小さな書店でも本との偶然の出会いを創出できる仕組みをテクノロジーで実現しています。
◆「AI書店員ダ・ヴィンチさん」について
タブレットの中にいる「AI書店員ダ・ヴィンチさん」の質問に答えながら対話を進めていくと、お客様に合った書籍をAIがレコメンドしてくれる体験型コンテンツです。 今年4月に開催された「ニコニコ超会議2023」のイベント会場や、体験型書店「ダ・ヴィンチストア」を初めとした全国の書店に設置されました。
今回展開される「AI書店員ダ・ヴィンチさん」は、新たにChatGPTの技術を導入したことで体験が大幅にアップデートされた、新しいバージョンです。
これまでは、お客様との対話の結果、100冊の中から1冊をレコメンドしていましたが、独自の検索エンジンを開発し、5,000冊の書籍からタイプの異なる3冊との偶然の出会いの創出が可能になりました。
さらに、体験者ごとに「なぜこの本があなたにオススメなのか?」という解説文をAIで生成し、より体験者に納得性が高く、思わず買いたくなるレコメンドに仕立てました。
またAI書店員とのやり取りに、従来の選択式だけではなく自由記述の回答を導入したことで、より対話性が高まり納得性のある、新しいレコメンド体験ができるようになりました。
おすすめされた本は、KADOKAWAアプリと連携して有隣堂店頭在庫が確認できるほか、シェア機能が追加されているため、他の人とおすすめの書籍を共有することも可能です。
ワントゥーテンは今後も技術を高め、数万冊へ対応するAI書店員を提供していきます。
◆ニコニコカドカワ祭り2023について
実施期間:2023年9月29日(金)~2023年11月30日(木)
公式サイト: https://kadokawadwango.net/
会社情報
- 会社名
- ワントゥーテン