Adjust、「モバイルゲームレポート 2024」を発表…インストール数やアプリ内収益は2024年も成長続く

Adjustは、「モバイルゲームレポート 2024」を発表した。2023年に顕著な伸びを見せたゲームアプリのインストール数やアプリ内収益は、2024年も成長を続けているという。多くのサブカテゴリーでパフォーマンスが回復しており、AIの活用やコネクテッドTVの導入など、成功やスケールアップのための新たなフレームワークの可能性が広がっているという。

 

■レポートの主な内容

・月間アクティブユーザーあたりの平均アプリ内収益(ARPMAU IA)が最も高いのは日本
MAUからのアプリ内収益が最も高いのは日本(1.15ドル)で、北米(1.08ドル)と米国(1.05ドル)がそれに続く結果となった。

 

・ハイブリッドカジュアルゲームが好調な理由が判明
各ゲームにアプリ内収益化の要素が追加したことが主な要因となり、ハイパーカジュアルと比較すると、月間アクティブユーザー数(MAU)あたりの平均収益は800%、クリック率は30% といずれも高く、全体的にハイパーカジュアルを上回り、UXに収益化要素を加えることの有効性を示している。
 

 

・ゲームアプリにおけるアプリ内収益は増加傾向
2023年には前年比6%増と顕著な伸びを示したほか、12月には年間平均を17%上回って前年比で21%増加した。2024年も成長は続き、1月のアプリ内収益は前年比で13%増加する結果となった。

 

・インストール数が最多だったのはレースゲームとシミュレーションゲーム
レースゲームは前年比61%、シミュレーションゲームは前年比53%と、それぞれ大きく増加した。その後に続くアーケードゲームはインストール数が38%、セッション数が19%増加した。

  

・ゲームアプリにおけるATTオプトイン率は他アプリカテゴリーよりもはるかに高い
2023年第1四半期は36%だったのに対し、2024年第1四半期の世界平均は39%まで上昇した。オプトイン率が最も高い国はインドネシア、アラブ首長国連邦、ブラジルで、いずれも49%という結果となった。

  

■AppLovin グローバルビジネス開発部門VP、ダニエル・チェルナホフスキー氏

市場の激化が一因となってモバイルゲームアプリが停滞しているという認識は、この競争が弾みとなって得られる『成長』というプラスの面を見落としています。私が日々出会うパートナーは、速いペースで新製品をリリースしながらも成功を収めています。例えば最近では『Monopoly GO!』というアプリが2023年にリリースされ、同年で最も収益を上げたゲームとなりました。

モバイルゲームを拡大させて成長させるためのルートは変化しており、ユーザーやオーディエンスのニーズや技術開発、計測の複雑さにも対応していく必要があります。こういった背景を踏まえ、「 モバイルゲームレポート 」は、Adjustが計測する上位5,000のアプリをはじめ、すべてのアプリを集計したデータに基づいて最新のトレンドに焦点を当て、広告主が戦略的かつデータに裏付けされた意思決定を行い、競合と差をつけるためのインサイトを提供します。

 

■Adjust 日本ゼネラルマネージャー 佐々直紀氏

適切なツールに投資して、次世代技術、AI、パーソナライゼーションを活用することが非常に重要になっています。ゲーム開発者やスタジオは、新しいチャネルやプラットフォームでスケールすることで、インストール数とセッション数を回復させると同時に、ゲームをプレイしつつ課金もしてくれるユーザーを見つけることができるでしょう。ハイパーグロース時代が終わり、以前のような収益化が困難な今、マーケティングの成功とスケーリングには新しいフレームワークが必要です。そこで不可欠なのは、デバイスレベルのデータに依存することなく同じレベルの成長を可能にする、プライバシー重視の次世代技術ソリューションを取り入れることです。

▼レポートはこちら
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adjust株式会社
https://www.adjust.com/ja/

会社情報

会社名
adjust株式会社
設立
2012年4月
代表者
ポール H. ミュラー( 共同創業者兼CEO)、佐々 直紀(日本カントリーマネージャー)
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