BOIの決算説明資料より…2Q期間(1~3月)はQonQで売上高13%減、営業益12%増 2四半期前の売上高上回り『メメントモリ』大ヒットからの反動減に歯止め
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バンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>は、5月14日に2024年9月期の第2四半期累計(10~3月)の連結決算を発表した。今回はその決算説明資料から同社の第2四半期期間(1~3月)の業績を見てみたい。
第2四半期期間の売上高は36億3400万円(前四半期比13.0%減)、営業利益は6億5400万円(同12.4%増)と四半期推移(QonQ)で減収増益となった。QonQで減収となったのは、主力タイトルの『メメントモリ』が前四半期に1周年記念キャンペーンを実施し、売上を伸ばしていたはんどうによるもの。売上面ではむしろ2四半期前の2023年9月期の第4四半期の売上高を上回り、『メメントモリ』の爆発的ヒットからの減衰トレンドに歯止めがかかり、安定フェーズに入りつつあることが評価されるところだ。
一方、営業利益については、前四半期の『メメントモリ』の1周年に合わせて膨らんでいた広告宣伝費が14億5400万円から10億5000万円に大きく減少した影響が大きく出た格好だ。
次の第3四半期(4~6月)は『メメントモリ』の1.5周年キャンペーンを実施しており、この安定フェーズが続くのかどうかがまずは注目のポイントとなってきそうだ。
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンク・オブ・イノベーション(BOI)
- 設立
- 2006年1月
- 代表者
- 代表取締役社長 樋口 智裕
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高213億3300万円、営業利益49億円、経常利益49億2000万円、最終利益32億9300万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 4393