【ゲーム株概況(5/15)】BOIが商いを伴って大幅反発 自社株買いなど好材料を発表のソニーGとネクソンが続伸 今期2ケタ減収予想のフリューが安値更新
5月15日の東京株式市場では、日経平均は小幅ながら続伸し、前日比29.67円高の3万8385.73円で取引を終えた。前日の米国市場のハイテク株高を受けて、朝方から国内市場も半導体株などに買いが先行したものの、上げ一巡後は大きく値を崩す展開となった。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、バンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>が商いを伴って大幅反発した。BOIは、5月14日に発表した第2四半期決算において、第2四半期期間(1~3月)の業績が2四半期前を上回り、業績の減衰トレンドに歯止めがかかったとの見方が市場で広がったようだ。
また、決算発表とともに、自社株買いや1対5株の株式分割の実施を発表したソニーグループ<6758>が上げ幅を拡大して3日続伸し、1500万株・300億円を上限とする自社株買いを発表したネクソン<3659>は大幅続伸した。
ほか、モブキャストHD<3664>が高く、ハピネット<7552>やNJHD<9421>なども買われた。
半面、決算関連では業績予想の下方修正を発表したブシロード<7803>やアクセルマーク<3624>などが売られた。
クルーズ<2138>やフリュー<6238>は年初来安値を更新した。フリューは、2024年3月期決算は過去最高の売上高を記録したものの、今期は2ケタ減益予想を打ち出したことに加え、月次業績の成長率が1.6%増と鈍化したことも市場から嫌気されたもよう。
ほか、前日まで2日連続のストップ高となっていたcoly<4175>は、一時1700円まで買われた後、大きく値を崩した。
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンク・オブ・イノベーション(BOI)
- 設立
- 2006年1月
- 代表者
- 代表取締役社長 樋口 智裕
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高213億3300万円、営業利益49億円、経常利益49億2000万円、最終利益32億9300万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 4393
会社情報
- 会社名
- 株式会社ネクソン
- 設立
- 2002年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 イ・ジョンホン(李 政憲)/代表取締役CFO 植村 士朗
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上収益4233億5600万円、営業利益1347億4500万円、最終利益706億0900万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3659
会社情報
- 会社名
- フリュー株式会社
- 設立
- 2007年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 三嶋 隆
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高427億6800万円、営業利益37億7100万円、経常利益37億3500万円、最終利益24億9100万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6238
会社情報
- 会社名
- ソニーグループ株式会社
- 設立
- 1946年5月
- 代表者
- 代表執行役会長CEO 吉田 憲一郎/代表執行役社長COO兼CFO 十時 裕樹
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高及び金融ビジネス収入13兆207億6800万円、営業利益1兆2088億3100万円、税引前利益1兆2686億6200万円、最終利益9705億7300万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6758