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カヤック<3904>は、5月15日に2024年12月期の第1四半期(1~3月)の連結決算を発表した。今回はその決算説明資料からゲームエンタメ事業の状況を見てみたい。
ゲームエンタメ事業の売上高は前年同期比15.2%減の22億100万円となった。この減収の要因は、ゲーム関連の大型受託案件が前期納品完了した影響に加え、より収益性の高いハイブリッドカジュアルの市場も狙うため、開発リソースをハイブリッドカジュアルゲームに割いた影響でハイパーカジュアルゲーム(ハイカジ)の新作リリース本数が四半期期間中にゼロとなったことも影響した。
ハイブリッドカジュアルゲームについては年間で3本のリリースを目標としており、この第1四半期には第1弾タイトル『Jumpin Hero』をリリースした。現在は、今後の可能性を見ている状態だが、まだ大ヒットには至っていないとしている。
なお、ハイカジの新作については、年間で10本のリリースを目標としており、前期のリリースペースを考慮すれば、第2四半期以降は四半期で3~4本のリリースが想定されそうだ。
会社情報
- 会社名
- 株式会社カヤック
- 設立
- 2005年1月
- 代表者
- 代表取締役CEO 柳澤 大輔/代表取締役CTO 貝畑 政徳/代表取締役CBO 久場 智喜
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高174億6700万円、営業利益10億2100万円、経常利益10億3800万円、最終利益5億1100万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3904