テレビゲーム市場の専門調査会社のメディアクリエイトは、1月6日、2010年（2010年1月4日から2011年1月2日まで）の国内家庭用ゲーム機販売台数は、PSPシリーズが290万7120台、DSシリーズが287万1618台、Wiiが167万4438台、PS3が158万6123台となり、PSPが2004年の発売以来初となるトップを獲得した、と発表した。PSPが同じ携帯型ゲーム機であるDSを上回ったのも今回が初めて。
メディアクリエイトでは、PSPがトップに立った要因として、前作から約3年ぶりに『モンスターハンターポータブル 3rd』が12月に発売されたことで、ハードウェアの販売を大きくけん引したことがあげられる、としている。
一方、DSについては、『ポケットモンスター ブラック／ホワイト』が発売されたものの、国内販売台数が3200万台と飽和状態にあるため、ビッグタイトルが出てもハードウェアの販売に影響しづらいことや、3DSの販売を控えて買い控えが起きている、と分析している。
また、据置型ゲーム機については、ボーナス週である12月第2週まではPS3の販売台数がWiiを上回っていたが、Wiiがクリスマスプレゼント需要やファミリー向けタイトルの需要を取り込み、販売台数を伸ばして逆転した、とのこと。
