【アプリレポート】創立30周年は伊達じゃない…全世代直撃のカプセルコンピュータ『ストリートファイター×オールカプコン』 をいち早くプレイ


カプコン<9697>は、11月19日(火)にiOS/Android端末向けアプリ『ストリートファイター×オールカプコン』を配信開始する。本作は、『ストリートファイター』や『ロックマン』、『バイオハザード』などカプコンの人気タイトルに登場する多彩なキャラクターを集めては育て、行く手に立ちはだかる強敵たちと闘っていくカプコンヒーロー育成RPGだ。

今回「Social Game Info」では、配信を直前に控える同作を、いち早く遊ばせていただいた。本稿では、そんなカプコンの創立30周年記念するに相応しいお祭りタイトルを、ときにライターとして客観的に、ときにいちカプコンファンとして主観的に視点を変えた、同作のプレイレポートをお届けしていこう。

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■カプコン創立30周年記念作品…No.1タイトルはどれ?



カプコンは、2013年で創立30周年を迎える。これまで幾多もの作品を世に送り出してきた同社だが、果たしてカプコンファンが選ぶNo.1タイトルとは、いったいどのタイトルなのだろうか……。そんな些細な疑問のなか、ゲーム内は『ストリートファイター』や『ロックマン』、『バイオハザード』など…気づけばアレやコレやとカプコンキャラクターたちが集まってはお祭り状態と化す。

そう、プレイヤーは、自身のお気に入りタイトルを選んで、多くのカプコンヒーローたちを従え、選んだタイトルを人気No.1に導くのが目的となるのだ。とまあ、少々強引だけど賑やかでシンプルなバックボーンはこんな感じ。同社の創立30周年を祝う記念タイトルということもあり、多少のいい加減さもご愛嬌、ご愛嬌。

さて、早速筆者もゲームスタート! まずは、前述している通り、自身のお気に入りタイトル……もとい応援タイトル、もとい推しタイ(勝手に命名)を選ぶところから始める。そして、今回のアプリレポートを手掛ける際に、やっぱ客観的にタイトルを選んだほうがいいかなぁ、と自問自答したものだが、好きなタイトルを選ぶのに客観的ってなんだ? と自己完結した結果、主観的に大好きなタイトルを選ぼうということに至った。筆者の思い出の作品、『ブレスオブファイア』を応援タイトルに選定。とはいえ、後からでも変えることができるから、気軽にお気に入りタイトルを選んでみよう
 
 
▲ゲーム内の作品数は、現時点で23タイトル。今後増える可能性も……。
 

■ゲーム進行は、基本的に「俺より強い奴に会いにいく」


これ、大自然の摂理。というのは置いておいて、これまで説明している通り、大まかな目的は応援するタイトルを選択し、カプコン界隈のNo.1を目指す…これだけ。しかし、そのNo.1を目指す道筋には、おもに下記の3つの項目をこなしていく必要がある。

①クエストの「ストリートファイト」を進める。デッキを強化しながらボス討伐を目指す。
②チームバトルで強敵を攻撃し、「応援P」を集める。
③「闘技」に勝利し「応援P」が一気に集まるボーナスタイム(応援Pブースト)を発動させる。

要するに、人気No.1タイトルを目指すには、とにもかくにも応援P(ポイント)を集めていくことにある。その過程で「ストリートファイト」(クエスト)や闘技(対人バトル)を経て、応援Pを取得していくことになるのだ。なお、タイトルランキングは毎週リセットされるのだが、期間中に自身の応援タイトルがNo.1を維持していれば超豪華な報酬がプレゼントされる。それでは、ここからNo.1の道のりに必要不可欠な各モードとシステムについて解説していこう。
 
【ストリートファイト】
まずは、カプコンヒーロー(カード)や経験値、お金などが手に入り、自身のデッキを強化できる「ストリートファイト」(クエスト)を始めよう。ゲームの根幹となる本モードでは、カプコンキャラクターたちが掛け合いするユニークな物語が特徴的だ。

さらに、カプコンファンには嬉しいお馴染みのステージやザコキャラクターたち、なかでも音楽は聴いたことのあるお馴染みのサウンドがアレンジされているなど、ゲーム中の随所で心憎い演出がキラキラ光っている。特に筆者は、バトル中の「ラウンド1、ファイ!」の掛け声に関しては、懐かしさのあまり思わず吹き出してしまった。

なお、途中でカードが入ったタルを発見することがある。通常のカードならば、そのまま問題なく破壊して入手できるのだが、ときたま強力なカードが入った特別なタルも出現するのだ。これらを確実に壊すためには、特定のアイテムが必要になることは、もう言うまでもないか。
 
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▲一回「進む」ボタンを押せば、イベントが起こるまでに軽快に自動で進んでいく。
 
 
▲カプコンキャラクターたちによる夢の掛け合い。思えば、ひと癖もふた癖もあるキャラばかりだ。
 
【チーム戦】
クエスト中などに突如として現れる強敵たち。そんな奴らを、毎週自動マッチングされる他プレイヤーとチームを結成・協力し、他のチームより先に撃破を狙う必要がある。強敵を攻撃すると「応援P」が獲得でき、チームバトルに勝利すれば、豪華報酬がプレゼントされる。おもに進行は、30あるバトルPを用いて、バトルP10消費の通常攻撃か、バトルP30消費の全力攻撃のどちらかを選ぶ必要がある。ほかのメンバーがダメージを与えて、もう少しで倒せそうな場合は通常攻撃を繰り出すのもアリかもしれない。

なお、当然だがカードデッキの前衛・後衛などの配置場所では、大きく戦況も変わってくるので注意が必要だ。一部のスキルを除いては、基本的に相手の攻撃は前衛のカードが受けてくれるため、DEFの高いカードを前衛に配置し、ATKの高い後衛カードを生存させることを心がけるの大切。相手デッキの前衛にDEFの高いカードが集中している場合、正面から撃破することが難しいと感じたら、前衛・後衛を入れ替えるスキルを活用していくのもポイントだ。
 
 
▲「強敵」の名に相応しいボス級のカプコンキャラクターたちが登場。
 
 
▲バトルPを30消費する全力攻撃に関しては、“お助けキャラ”が登場することも!


ちなみに、サークルと呼ばれるギルドを組めば、毎回同じメンバーとチームを組むことができる。前述している通り、チームは毎週自動で結成されるため、サークルが一緒なら必ず同じチームになれる。常に同じチームメンバーなれば、継続的にコミュニケーションも図れるため、気の合うメンバーが出来たらサークルを作るも良し、入るのも良しだ。
 
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▲左画像はサークル画面。一部機能では、掲示板やチャットのようなものも存在。
 
【闘技】
10vs10のカプコンヒーローが激突するプレイヤー同士の対人バトル「闘技」に勝利すれば、“応援Pブースト”を発動させられる。この応援Pブーストを発動できれば、さきの「強敵」から得られる応援Pを、さらに多く獲得できるチャンスとなるのだ。強敵に挑む前に、「闘技」でブーストを得ておくのが本作のセオリーであろう。しかし、「闘技」はクエストなどで得られる“闘技チケット”がなければ選択できないため、時と場合を考えて挑戦してみるのが肝心。また、「闘技」を繰り返すことでバトルランクが上がっていく。ランクが上がることで、カードの上限UPや闘技チケットの上限UPなど、様々な場面で有効利用できる機能拡張も得られる。
 
 
▲右画像のスキル発動などでは、キャラクターのカットインが入る演出も。


ゲームをプレイしていれば、そりゃあ、どうしても勝てない「強敵」や「闘技」における他プレイヤーも出てくるはずだろう。そんなときは、言わずもがなだが、カードを強化していく他ない。単純にカードのレベルを上げるほか、特定のカードやアイテムを組み合わせることで、特殊強化として限界突破や能力強化、スキル強化で成長していくことができる。




 

■歴代カプコンキャラクター総出演…登場キャラ500以上


23タイトル参戦するうち、登場キャラクター数はなんと500以上。さきにも伝えている通り、キャラクターの入手方法はクエストの道中において、タルの中から入手が可能だ。もちろん、そのほかの入手方法として、きちんと「スカウト」と呼ばれるガチャも存在。課金で得られる仮想通貨を用いたプレミアムガチャのほか、「強敵」を撃破することで得られるメダルで手に入るガチャなど、その種類は様々。
 
 
▲ガチャの演出は、『ロックマンDASH』に登場するコブンが、小気味な動きで呼び出してくれる。
 
 
▲ガチャで入手できる多彩なキャラクターたち。小柄な絵柄で大胆な動き!

 

■楽しみ方は従来のカードゲームと同じ? いやいや深みが違う


クエスト→対人バトル→強化→クエスト…など、ソーシャルカードゲームのサイクルは、基本的にどのタイトルも変わらない。もちろん、本作のサイクルもこれに等しい。しかしながら、登場する全てのカプコンキャラクターをデフォルメした可愛らしいSD調に仕上げて、一見収拾つかないであろうお祭り会場に統一感をもたらせた功績は大きい。そう、図鑑を閲覧する楽しみは、その点がひとしおだ。

また、本作の要とも言うべき一風変わったタイトルランキングも楽しみのひとつ。自身が好きなタイトルの順位を上げていく……だけではなく、全国のどこかに同じ志を持つ、言わば趣味嗜好が合致するメンバーと共に、応援タイトルをNo.1に導くことができることこそ、本作の醍醐味だ。この点の結束力による爆発力は、他のソーシャルゲームタイトルでは見られない、いい意味での波乱が巻き起こることは間違いないだろう。
 
 
▲図鑑では、タイトル別に閲覧できるうえ、各キャラの出典情報も。
 
 
▲どうしても人気タイトルが上位を占める結果となりそうだが、
ここは古参プレイヤーの意地がキラリと光りそうだ。

■総括…全世代直撃のカプセルコンピュータ


「あー、コイツいたいた!」と、三度の飯よりゲームが好きな「Social Game Info」読者ならば、思わず心の中で叫ばずには居られない。それぞれ世代は異なるものだが、同社30年の歴史のなかで、必ずしも思い出深い作品は各々にあるものだ。

本作は、デフォルメされたカプコンキャラクターたちと共に、懐かしさを漂わせるお祭り会場を練り歩く楽しさがある。こうして懐古的な雰囲気のなか、当時の記憶を辿りながら発見と刺激をゲーム中の随所で与えてくれるのは、本アプリの演出や内容はもとより、30年もの長い歴史のなかで幾多もの作品を世に送り出し、さらに記憶に残る面白い名作を供給し続けた同社だからこそだ。

もちろん、揚げ足を取られるのであれば、同社を全く知らない人が遊んで楽しめるかという保証は、正直言って筆者は断言出来ない。しかし、知らない人が遊んで、これからのカプコンの30年を共に歩んでいくきっかけとなるコンテンツパワーは、言うまでなくあるはずだ。

なお、冒頭でも説明した通り、現在公式サイトでは事前登録を受け付けている。事前登録を行うと、配信日より脚を天高く掲げた「SR春麗」がもらえるのだが、受付期間は、本日11月18日13:59までとなる

登録していない人は、春麗のスピニングバードキックが炸裂する瞬間を、手に損ねることになってしまう。そんな悔しい想いを御仁たちにさせないためにも、ぜひ、これを機会に登録してみてはいかがだろうか。

 

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株式会社カプコン
http://www.capcom.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社カプコン
設立
1983年6月
代表者
代表取締役会長 最高経営責任者(CEO) 辻本 憲三/代表取締役社長 最高執行責任者(COO) 辻本 春弘/代表取締役 副社長執行役員 兼 最高人事責任者(CHO) 宮崎 智史
決算期
3月
直近業績
売上高1259億3000万円、営業利益508億1200万円、経常利益513億6900万円、最終利益367億3700万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9697
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