ヤフー、ソフトバンクの保有するイーアクセス株を3240億円で取得…日本初のインターネットキャリア事業「Y!mobile」を展開へ

ヤフー<4689>は3月27日、ソフトバンク<9984>の保有するイー・アクセス株（所有比率99.68％、議決権比率33.29％）の全てを、3240億円で取得すると発表した。イー・アクセスは今年6月1日付でウィルコムと合併する予定で、ヤフーは合併後の存続会社となるイー・アクセスの株式を取得し、子会社化する。なお、ソフトバンクによれば、ヤフーからソフトバンクに対して本取引の申し入れがあったという。

6月にイー・アクセスとウィルコムが合併して誕生する新会社「イー・アクセス」の株式をソフトバンクから取得し、日本初のインターネットキャリア事業「Y!mobile」（予定）を展開していくという。

「インターネットキャリア」はインターネットサービス提供が「主」、音声通話は「従」で、これまでの音声通話が「主」、インターネットサービス提供は「従」とする「通信キャリア」とは異なるものだという。シンプルな料金体系と仕組みで全ての人にインターネットを届けることを目標とする。

今後、「インターネットキャリア」として、合併後のイー･アクセスの端末利用者へインターネットサービスを提供することにより、既存サービスである「Yahoo!プレミアム」の会員数および会員費収入の増加など、サービスの利用促進のシナジーが期待できるという。

以下、イー・アクセスの概要となる。
 
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