電通、マレーシアの総合デジタルエージェンシーのコンシダー・デジタル社を子会社化 今後段階的に完全子会社化することも合意

電通<4324>は、海外本社「電通イージス・ネットワーク」が、マレーシアの総合デジタルエージェンシー「Consider Digital Sdn Bhd」(本社:クアラルンプール市、以下「コンシダー・デジタル社」)の株式51%を取得し、今後段階的に完全子会社化していくことで合意したことを発表した。

2013年に設立されたコンシダー・デジタル社は、SEM、ソーシャルメディア、コンテンツマーケティング、データ分析からEコマースまで、デジタル広告マーケティング領域全般を扱っています。設立3年でマレーシア内外の有力企業からの受注によって急成長を遂げており、従業員者数も50名規模へと拡大している。また同社は、マレーシアのマルチメディア開発公社が優れたICT(Information and Communication Technology)技術を持つ企業に与えるMSC-status認証を授与されている。

株式取得後、電通はコンシダー・デジタル社をグループの9つのグローバルネットワーク・ブランドの1つでデジタル・パフォーマンス領域に強みを持つiProspect(アイプロスペクト)の現地法人「アイプロスペクト・マレーシア」と合併させ、社名をConsider iProspect(コンシダー・アイプロスペクト)に改称する予定。今後はマレーシアのグループ各社との連携を図ることで、同国での成長戦略を加速させていくとしている。

なお、本件が当社の2016年12月期の連結業績に与える影響は軽微です。

※電通の海外事業を統括する「電通イージス・ネットワーク社」(ロンドン)は、9つのグローバルネットワーク・ブランドを中心に世界でビジネスを展開している。9つのブランドとは、Carat、Dentsu(Dentsu Branded Agencies)、Dentsu media、iProspect、Isobar、mcgarrybowen、MKTG、Posterscope、Vizeumを指す。

【コンシダー・デジタル社の概要】
社名:Consider Digital Sdn Bhd(コンシダー・デジタル社)
本社所在地:マレーシア・クアラルンプール市
設立:2013年8月
株主構成:株式取得後、電通イージス・ネットワーク51%、コンシダー・デジタル社経営幹部49%
収益(Revenue):510万マレーシアリンギット(約1.4億円)(2015年12月期)
代表者:Kasper Wandi (Co-Founder & CEO)、Therese Schwensen (Co-Founder & COO)
従業員数:50名
事業内容:SEM、ソーシャルメディア、コンテンツマーケティング、データ分析、Eコマースなどのデジタル広告マーケティング領域全般のサービスを提供