【インタビュー】宮嶌社長に聞くモバイルファクトリーの採用動向…新卒中心だが中途採用も実施、他にはないゲーム・イベントに携われることが魅力



いま位置情報ゲームで最も元気があるのは、モバイルファクトリー<3912>だ。『ステーションメモリーズ!』や『駅奪取』など、鉄道の「駅」を起点とした位置情報ゲームを複数展開し、人気を集めている。今回、モバイルファクトリーの宮嶌 裕二社長にインタビューを行い、同社の採用動向について話を聞いた。


――:よろしくお願いいたします。御社の採用状況はいかがでしょうか。

当社としても積極的に取り組んでいますが、新卒中心となります。エンジニア職が数としては多いですが、全職種で採用しています。エンジニア職はターゲットを明確に絞り、ピンポイントでアプローチする手法が功を奏しており、近年は売り手市場と言われておりますが、当社は優秀な学生を多く採用できています。

とはいえ、中途採用は全くやっていないわけではありません。エンジニアやディレクター、デザイナーなどの専門職については、良い方に巡り会えたら採用しています。職種としては、特にフロントエンドエンジニアがほしいですね。ディレクターもできる限りお会いするようにしています。



――:なぜ新卒中心にしているのでしょうか。

一言で言えば、文化を創るためです。また、採用の難易度が格段に違うことも理由のひとつです。特にエンジニアに関しては強く感じます。中途採用の場合は、仕事内容や働く環境に加えて、給与やタイミングの影響が大きくなりがちです。その点新卒採用の場合は、純粋に仕事内容や働く環境、そして、会社のビジョンや目指す方向性で勝負できる点が魅力です。また、新卒採用ではポテンシャルさえ見極めれば、圧倒的に優秀な人材が採用できる点も魅力です。よって、当社では、新卒で入社して3年も働くと、かなり優秀なエンジニアに育ってくれます。
 
<オフィスの風景>


――:中途採用で入った方の場合、どういった方が活躍されていますか?

職種や経験に関わらず、自ら主体的に動いていける人です。たとえ、経験が浅くとも自らの頭で考え、動いていく人は共通して活躍しているように思います。また、別の観点で言えば、家庭を持っている人が活躍している傾向にあるかもしれないですね。比較的安定したパフォーマンスを発揮してくれています。それはなぜかと考えた時、子供というのは、いわばマネジメントできない存在です。家族にそういう存在がいることに慣れており、会社でもチーム内でどう振る舞うべきなのかをわかっているのではないかと思います。なにより、予想外の事象に対処することの重要性もわかっています。
 


――:モバイルファクトリーで働くメリットや楽しさはどういった点にあると思いますか。

位置情報を使ったゲームという、他ではやっていないゲームの開発・運営に携わることができます。つまり、オンリーワンのジャンルでやれることでしょうか。今年入社された新卒社員も他のスマートフォンゲーム会社と併願していた人が多かったのですが、当社をあえて選んだ、といってくれます。ゲーム好きな人が多いのですが、他人と違うことをしていることに魅力を感じているようです。
 
<休憩スペースでは参考図書が豊富に揃っている>




▲業務が終わった後は休憩スペースでお酒を飲みながら、仲間といろいろと語り合う…ということもできる。


――:地方活性化や震災復興支援の一環として、様々なイベントを企画してきました。こういった取り組みについても、社会的にも意義のあることと思われている部分もあるのでしょうか。

こちらは収益よりも社会貢献活動を目的としたものですので、そう思ってもらえているのなら嬉しいですね。旅行会社などとコンソーシアムを組みましたし、ユーザーの方々にもっと喜んでいただけるよう、そして、地域振興のお役に立てるような取り組みは引き続き行っていきたいと思います。


――:ありがとうございました。
 
(編集部 木村英彦)
 
■関連サイト
 

モバイルファクトリー

株式会社モバイルファクトリー
http://www.mobilefactory.jp/

会社情報

会社名
株式会社モバイルファクトリー
設立
2001年10月
代表者
代表取締役 宮嶌 裕二
決算期
12月
直近業績
売上高33億7000万円、営業利益9億4500万円、経常利益9億4000万円、最終利益ゼロ(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3912
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