業績好調のMCJ、VRへの取り組みを強化中…HMDの取り扱い開始やデモ機の設置、コンテンツ開発会社への投資など



MCJ<6670>は、2月3日、第3四半期(2016年4~12月)の決算説明資料を開示し、同社のVR(バーチャルリアリティ)への取り組みを改めてまとめている。VRコンテンツが楽しめるPCや、VRコンテンツ開発に対応したPCなどの販売に力を入れている同社だが、VRの普及活動にも注力している。

グループ会社の「ユニットコム」と「aiuto(アユート)」で、HTC Viveの取り扱いを開始した。ユニットコムでは、⼀部店舗でデモ機を設置しているほか、アユートは⽇本国内販売代理店として販売を開始した。また、マウスコンピューターでは、Oculus Touchの取り扱いを開始した。秋葉原などで展開する直営5店舗では、Oculus Touchのコンテンツが体験できるコーナーを展開しているとのこと。

コンテンツ開発への投資も同時に行っている。コンテンツベンチャー桜花一門への出資も行っている。乗馬体験ソフトHashilus (レベルデザイン、アート)などを手がけており、PlayStationVRにも対応したホラーゲーム『ChaineMan』を製作している。

なお、同時に発表した決算は、売上高が前年同期比4.4%増の780億円、営業利益が48.2%増の58億円となり、過去最高を更新した。TVCMを積極展開し、コンシューマ向けだけでなく、法人向け販売が順調に伸びたとのこと。市場が横ばいになる中、出荷台数を増やしており、市場シェアを高めている。