VR/MR(複合現実)事業を手がけるアイデアクラウド、「防災VR」の新ラインナップとして「防災VR/地震編」を発表


VR/MR(複合現実)事業を手がけるアイデアクラウドは、、防災イベントや防災教育などで使える 「防災VR」の新ラインナップとして「防災VR/地震編」の発表を行った。

2017年2月にリリースした「防災VR/火災編」と並ぶ防災・減災コンテンツとして、地震自体や、発生時の対処などをVRで体験できる。


■「防災VR/地震編」
「防災VR/地震編」は、地震発生から避難までの流れを体験できるVRコンテンツだ。地震が発生した際の初期行動と、揺れが治った後の避難、さらには余震への対処などを体験する事が可能になっている。

[体験の流れ]
1.ランダムで突如部屋が揺れる 
2.揺れが強くなると、本などが落ちたり、棚が倒れる 
3.落下物や棚に当たらないよう、机の下に潜り身を防ぐことができる
4.揺れが収まる
5.余震に注意して避難路を確保し、避難する


■「防災VR/地震編 for Instant」

「防災VR/地震編 for Instant」は、地震発生時の対処を60秒で体験できるVRコンテンツだ。突然揺れるベットルームやキッチンなどの身近な場所で、揺れが収まるまでの対処を60秒で体験する事が可能となっている。

[体験の流れ]
1.体験時間60秒の間で、突如部屋が揺れる 
2.揺れが強くなると、本などが落ちたり、棚が倒れる 
3.落下物や棚は避けないと当たってしまう
4.机の下に頭を隠すと、当たるのを防ぐことができる
 


■「防災VR/地震編 for Kids」

「防災VR/地震編 for Kids」は、地震の恐ろしさと机の下に隠れるなどの身を守る行動の重要性を体験できる啓蒙的なコンテンツ。子どもでも体験できるように、単眼のVRHMDに対応している。

[体験の流れ]
1.部屋の中心からスタートし、部屋が揺れる
2.落ちてくるものや棚に当たってしまう
3.続いて、机の下からスタートし、同様に部屋が揺れる
4.机の下では、落下物が身体に当たらない事が体験できる


■VRで地震体験、対処から避難まで 
大震災クラスの大規模な地震の場合、棚の中の物やタンスなどの動きは想像以上に激しく、とても危険だとされている。

「防災VR/地震編」では、バーチャル空間を利用して地震をシミュレーションする事によって、地震発生時に自らの身を守るという行動や発生後の避難について体験する事ができる。


■体験者の環境や状況に合わせたカスタムや地震の波を再現

体験場所のCGはオプションで変更できるので、日頃活動している場所をモチーフにした空間で、自分ごととして地震の疑似体験をする事ができる。また、任意の波形を用いて部屋を揺らすことが可能なので、実際に起きた地震に近い揺れを表現する事ができる。

VRでコンテンツ化することで、起震車などの導入に比べ場所を選ばず、低コストでの導入が可能なので、多くの方に地震に対する多様な体験を可能としている。


■これからの防災・減災に向けて 

東日本大震災から明日で6年、改めて地震や津波などはもちろん、防災・減災への意識が高まっています。準備や意識の他に事前にVRを用いて、事前に地震の揺れや対処の仕方、避難経路・避難方法の確認を体験しておく事で、地震が起きた際の減災につながると考えている。


■防災VRの今後の展開
防災VRは本格的な訓練から、子ども向けの災害疑似体験まであらゆるニーズに対応したパッケージ製品として、その他災害「防災VR/津波編」・「防災VR/洪水編」も同ラインナップで制作予定だ。

防災VR/地震編 
http://ideacloud.tokyo/project/006.php

防災VR/火災編
http://ideacloud.tokyo/project/005.php

VR事業ウェブページ
http://vr-360.net


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