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【インタビュー】タレント性を持った次世代ゲーム実況者育成も…YouTuber支援ツール「Exvison.」のサービス立ち上げ経緯と展望を訊く

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Exysは、スマートフォンゲームに特化したYouTuber支援ツール「Exvison.」の正式サービス提供を5月25日に開始した。このサービスは、自分の YouTube チャンネルの分析だけでなく、競合チャンネルや急上昇ゲーム動画のリサーチ、再生数を伸ばせる効果的なタグの検索などにも対応している。
 

Exvision.


今回、なぜこういったサービスを開発・提供することにしたのか。Exys執行役員の野口真吾氏にサービスの特徴を聞くとともに、開発経緯やゲーム実況の可能性について伺ってみた。
 
 

◼︎スマホゲームに特化したYouTuber支援ツール「Exvison.」


Exys株式会社
執行役員
野口 真吾
 
──本日はよろしくお願いします。早速ですが、「Exvison.」の概要について教えていただけますか。
 
「Exvison.」は、YouTuberのための支援サービスという位置づけになっています。他社様でもいろんなサービスが出ていますが、ゲーム実況に特化していて、今YouTube上にあるios/androidのトップセールスにランクインしているスマホゲームをメインに扱っています。
 
スマホゲームの実況チャンネルのデータを公式のAPIから取得して、そのデータの蓄積・解析を行い、どのスマホゲームチャンネルがどういう理由で伸びているかを解析する、動画SEOと言えるようなことを内々で分析してwebサービスとして一部を無償で提供しています。YouTubeに動画をあげる人、ゲーム実況を投稿する人の役に立つツールの位置づけに近いですね。

 
 
──最近ですと、色んな企業による動画配信が増えていますが、KPI設定がしづらく、模索している企業がほとんどですね。
 
KPIという面ですと、各社ゲームタイトルのフェーズやコンディションによって分かれると思います。目標とするKPIは事前登録、リリース直後、運用時でも変わりますが、広告予算の違いはより顕著で、広告予算の多い会社は新しい試みに積極的な傾向で、KPIに設定する評価軸も新しいものが多いです。

一方広告予算が少ない会社だとやはり費用対効果を最重視するので新しい試みに挑戦しにくく、効果がある程度実証されているやり方や従来通りのCPIやROASをKPIに設定する傾向になりがちかと思います。
 
動画広告は現状まだ少し効果測定しにくいですが、YouTubeや主要SNSでも動画視聴が伸びていてそもそもの滞留ユーザーが増えて市場として確立されつつあり、逆に従来のアドネットワーク等は滞留ユーザーが減少傾向で集客しにくくなっている状況もあるので、動画広告が主流になるのも時間の問題と考えていますので、それを見越したサービス展開を行っています。
 

 
──どのような機能や役割なのかを教えていただくことはできますか。
 
画面見せながら説明しますと、自分がYouTuberとして利用するログインと企業用ログインがありますが、基本的にYouTuberに利用してもらう想定で作っているので、会員登録するときに自分のチャンネルを連携させています。
 
 
そうすると、基本情報として自分の基本KPIというか、自分のチャンネルの主にするKPIが可視化されて見えていて、チャンネル登録や視聴の伸びがどうとか、コメント返信したりしなかったりするときの変化も見て分かりやすく確認ができます。
 

▲基本情報画面

▲取得したデータを一覧で確認ができる。
 
これらのチャンネルの良し悪しを内部計算式で判別していて、こちらが定義する良い状態になってくるとここのランクが上がってきます。ここのランクによって自分のチャンネルの状態を常に見るというのがひとつと、各ゲームのコンディションも出しています。どのゲームが視聴されやすいか、動画が多く投稿されているとか、よく視聴されているとか、YouTube上での動画のパワーを内部計算して評価値として出しています。

この評価値が高いほどユーザーに視聴されやすいという情報になるので、ゲーム実況する側からすると、「このゲームを実況した方が良い(視聴される確率が高い)」と判断できます。

 
 
あとはこの中から自分のやりやすいアプリを選んで、過去の急上昇を追っていけるので、最近投稿されている急上昇動画の内容を参考にする、といった事ができます。普通に急上昇をチェックしようとすると常に見ていないといけないですが、それをアプリごとに貯めているので、ここをみれば急上昇動画が何だったかをすぐに確認できます。
 
また、アプリ毎に実況者がどういうタグをよく使用するかも使用回数として一覧で見れます。より詳細に知りたくなったらキーワード検索というところで調べると、例えば「モンストガチャ」というワードがどのぐらいスマホ実況者に使われているのかが表示され、こちらも使用回数に応じて独自の評価値を持っています。
 
 
この評価値はどう見るのかと言うと、例えばインスタのハッシュタグって2億回使われているようなモンスターみたいなタグあるじゃないですか。ただ、そういったタグはまだ影響力の小さい人が使っても一瞬で流れちゃうから使う意味がない。

YouTubeでも似た現象が起きるので、Sランクに定義しているタグはよく使われているけども、強いアカウントの人が使っていてあまり意味ないので、初心者はB、Cランクぐらいの競争率が低いタグで投稿したほうが良い、といったタグ分析も可能です。

 
 
──競合が少ないが、結果として自身の投稿が見られやすくなると。
 
競合が少な目で、まあまあ検索もされるというタグを探すのに役立ちます。こういうのって、いくつかのタグの組み合わせてみるとなんとなく少なそうだなってわかるじゃないですか。それをちゃんと数値化してサジェストしてあげるというものです。なので、これを上手く使うと便利です。

こちらをアプリ毎に全部行っているので、自分がどのゲームやるかを決めさえすればそれに沿った、ワードを調べたりとか、YouTubeで実際何ヒットするかを調べるようにしてみるとよりよいですね。

 
 
あとはタグと一緒に使われる関連ワードとかも出しているので、この辺りで上手く組み合わせたり拾ったりすることでタグ付けをお手伝いする。あとはグーグルのサジェスト機能にも連動しています。web上でも関連あるワードをサジェストしてくれます。
 
 
あとは競合分析ですね。例えばモンストだと、モンストを実況しているチャンネルのランキングが出てくるんですね。自分がモンストをやるとなったらこの人たちとぶつかるので、どういう人がどれぐらいいるのかを見て、他の人のチャンネルの基本情報も見れるんです。
 
 
なので、自分がベンチマークしたいチャンネルとかを探して、YouTubeで気になる実況者がいたら、どういう風に伸びてるのかが見えます。その人の動画リストとかいくと、その人があげている動画のタグがわかるので、どの動画でどんなタグを使ったかが可視化され、それを参考に競合チャンネル分析が行えます。
 
 
──本サービスは、YouTuberさんに対して何かしら費用が発生するのでしょうか。
 
現在は完全無料で、段々付加価値のある分析結果やレポートみたいなのは別でプレミアムプランとして拡張予定です。将来的に詳細データやレポートをだしていきます。まずはちょっと触ってみて日々の手助けになればいいぐらいの無償版としての提供になります。
 
 
──企業側も基本的には登録して利用するのでしょうか。
 
そうですね。企業ログインはチャンネル連携みたいな概念はないので、チャンネルを探す方に適したデザインになっています。企業の公式チャンネルとかもあると思いますので、自分たちが運営している公式チャンネルのパワーを計るのであれば、YouTuberログインでチャンネル連携することで、自社チャンネルの分析ツールとしても使えるので、公式チャンネルとかを頻繁に更新している会社には便利かと思います。
 
 

 

──企業側からみた機能的な特徴やメリットは?
 
YouTuberの起用やリサーチにお役に立てます。例えば自分がゲームパブリッシャーだとして、YouTube上で広告展開したい時に、自社タイトルを実況してくれているYouTuberをリストで表示させられます。
 
他にはチャンネル登録が10万以上あるYouTuberがいるとして、普通にチャンネル調べると影響力がありそうなんですけど、最近動画をあげていないからか、実は1本あたりの視聴が数千しかないとか、実際は効果が悪いというケースもあり、チャンネル規模が大きいから良いというものでもないんですね。

 
 
──視聴者のコンディションも変わりますからね。
 
動画を多く投稿しているのに視聴が伸びないというのはチャンネル離れが進んでる証だったりしますので、企業側からすると何かキャスティングしたりとか、この人とコラボしたい時とか、YouTuberのコンディションを見るのに役に立ちます。
 
 
──リサーチや自社タイトルとの相性を調べるのに活用ができると。
 
あとは、スマホゲームチャンネルを開設していて、光るものを持っているけど、まだ登録数が少ないYouTuberを今のうちにスカウトすることもできるかと思います。例えば、チャンネル登録が5000から1万の間にいるYouTuberは未来になると伸びてくる子たちですね。
 
 
──企業側はYouTuberさんに直接コンタクトはとれるのでしょうか?
 
今は機能としてないですが、今後拡張予定にて検討したい分野です。まずは日々のチャンネル運用の手助けとしてご利用頂きたいです。スマホゲーム事業に特化しているのは本サービスくらいだと思います。

YouTubeチャンネルでインフルエンサーマーケティングやキャスティングといったサービスはいくつかあるのですが、スマホゲームにフォーカスして機能を寄せてるのは「Exvison.」くらいです。

 
 

◼︎ゲーム愛とタレント性を持ったYouTuber育成も

 
──本サービスをExysさんが始めた経緯も気になりますね。
 
事業を始めた起点が元々、私がゲームを作っており、マーケティングも行っていた経験もある中、縁があってExysにいるのですが、その際に今のゲーム市場を見渡して、PR領域で困っているなと感じ、動画領域の盛り上がりもあったので、新規事業として立ち上げたのがきっかけです。
 
そのときに、どうせ作るなら動画がどうすれば伸びるか、どうすればチャンネルとして成立するのかを考えるときに、根幹のデータとしてSEOとか上げるためのノウハウが必要だと思ったので、まず本サービスを作ることにしました。

 
 
──今既存にある事業で、色々と動画配信を調べていく中で立ち上がったと。
 
元々のExysのクリエイティブ事業で色んなゲーム会社の付き合いもあり、ゲームローンチするタイミングでのPRとか、そういうところでのお手伝いすることもありました。
 
また、この会社自体クリエイターが7割ぐらいおり、モノを作るという事を大事にしている会社ではあります。ゲーム実況やチャンネルを作って発信することも、クリエイティブなところではつながっていることからもやってみようとなりました。もちろん、自分たちでもゲームを作っているので、そのときのPRとしても活用したい狙いもあります。

 
 


──ゲームに特化した理由としてはゲーム会社とのつながりがあるからですか?
 

その背景もありますが、ゲームを作った経験やゲームプロモーションに携わった経験がある人が作らないと、サービス自体に気の利いた機能要件って出しづらいと思っています。他業界からだと、ゲームの細かい要望とか要件の部分に実は参入障壁があったりして、今まで特化したものがなかったのだと思います。
 
 
──他に他サービスとの違いはありますか。
 
ゲームに特化している以外の事業としての独自性でいうと、YouTubeチャンネルを開設から運用までの各工程を全方位的に行っています。ツールビジネスだけでなく、タレントさんも自社で抱えたりしているので、そのタレントさんにゲーム実況のレクチャーをして、チャンネルを育てるところもやっており、ゲーム実況におけるオールインワン思想というのを取り入れています。
 

 
 
──いわゆるタレントの醸成も行われていると。
 
新しい試みとしては、タレントオーディションへも協賛しました。次の世代に活躍できそうな子を今のうちにゲーム実況を教え込んでいます。業界外からすると、ゲームのどこが面白いとか、どこがユーザーに刺さるのかなどのツボがわからなく難しいですが、ゲームを作っていた側からすると分かる部分もありますからね。
 
 
──見せたい部分と面白いと思える部分の勘所が掴めているのですね。
 
経験がない中でレクチャーするとなると中々難しいので、そこも参入障壁にもなると思います。逆に色々と全方位的にやろうとするとファッション業界等とかぶるところが出てしまい、規模のぶつかり合いみたいになってしまうので、あえて領域を特化させています。
 
 
──昨今のゲーム実況やYouTuberの動向としてどうみていますか。
 
日本国内でもまだまだ数が少ないですけど、その次のフェーズになってくると、絶対にグローバルがキーになってきます。また、日本国内は国内で、これまでのゲーム実況って自然発生的に出てきて顔出ししてない人が多かったんです。タイトルもコンソールやPCゲーム、FPSとかマインクラフトからきています。それでビジュアルにフォーカスしてなかったんですけど、次世代YouTuberはビジュアルも求められる。昔の声優業界の流れに近いと思います。
 
 
──アイドル性が求められると。
 
最初からそこを見越して、そういうビジュアルやタレント性を持つ人がゲーム実況をやって、かつそれが面白いかどうかが焦点になってくるので、それを今から見越して、そういう人たちを育てているのがExysの未来的な強みにしたいですね。チャンネルとか育ってくるようになると、タレント性があるゲーム実況者を抱えているのが勝負になってくるので、そうなってくると強みが活きると思います。

 
 
──最近はゲームメディアでも実況者を抱えるようになっていますからね。
 
ゲーム攻略系になると、「そのゲームがどれだけ好きか」という中身も求められる。中にはビジュアル押しだけのチャンネルもあります。あちらって広告を出す側からすると意味ないんですよね。なぜかというと、ゲーム作る側からすれば、ちゃんとゲームを理解してどこがツボかを説明できて、自分のファンをゲームに呼び込んでほしい。そこにたどり着くにはまだ半年位はかかるかなと思います。
 
Exysでは育成の一つとして、セミナーも行っており、ユーザーコミュニケーションの作法や動画編集も教えています。編集も教える理由は、自分で簡単な動画を挙げられるようにした方が本数を担保できるというのと、構成や編集ポイントを理解して喋れるようになる。これを経験していると、どういうところが視聴者にささるのかという企画の話ができるようになります。

 

──YouTuberのキャリアシステムも整えているんですね。
 
そして、セミナーなどのレクチャーが終わってから3か月以内にチャンネル登録1000を超えなかったら終了なんですよ。なので、セミナーで知識をインプットしたあとに、チャンネル登録1000をちゃんと超えた人だけが残り、加えてタレント性が良い子しかいないので、質は高いと思っています。
 

 

──正しく芸能事務所のようですね。なおかつ「Exvison.」のような分析ツールも用意していると。
 
芸能事務所との違いはそこですね。無為に教えてるだけでなく、ただ面白企画用にキャスティングするだけでもないです。何を守れば視聴数が伸びるかというSEO的な観点をインプットして、喋り方によっても視聴維持率が全然違うといったことを教えます。そういう細かいことを守らせて育てていく。
 
なんとなく仕事でやってる人はゲームキャラに愛がないというか、そのキャラがどういう特性を持っていて、良いか悪いか判別つけるのって結構やりこまないとわからないじゃないですか。そういったことがないようにトライアル期間中にアプリ数を絞って、好きなアプリを延々とやって攻略ポイントとかがわかってきたら広げていくようにしています。

 
 
──育成やマネジメントもみるとなるとかなり大変ですね。
 
ただ、概念を置き換えていくと結構ゲーム運用に近いんですよ。ゲームを運用するときってイベントスケジュールを立てるじゃないですか。翌月のイベントスケジュールを今のうちに立てておいて、これをタレント側とスケジュール調整して、マンスリーの計画を立てるんですね。
 
計画が固まれば、1個1個の施策になるので、施策べースで動画を録るじゃないですか。編集するときはさっきの編集ポイントを押さえた上でアップしますが、そこでの分析のときの反応率とかを見て伸びてなければ、タイトルとかタグが悪い可能性がある。もしくはサムネイルが悪い等と、問題個所が特定されるので、そこを改善してしばらくしてみて伸びていればはまったかなと判断します。
 

そういったことを動画単位でPDCAを回すことをやっている。このパッケージの運用が基本的にスマホゲームの運用に近いですね。なので、概念を置き換えると意外と似ています。
 
 
──そういった意味でも、ゲームを作ったことがあるのはかなりアドバンテージですね。
 
かなりアドバンテージですね。逆にこの感覚って業界経験者の人は染み付いていますけど、芸能や映像系の人だと中々習慣がないようです。
 

 
──最後に今後のビジョンやメッセージをお願いします。
 
YouTuberの皆さんには、スマホゲーム実況をやりたいと思う人にはみんな使ってほしいですね。スマホゲームって運用イベントが毎月代わるので実況向きなので投稿しやすいと思います。
 
スマホゲームの実況に役に立つ情報をたくさん載せているので、そういう情報を使ってさらに自分のチャンネルを伸ばしてほしいというのが願いとしてあります。
 
ゲーム会社にとっては、特にマーケティンング担当者が見るとプロモーションプランを考えるときに役立つ情報が載ってたりしますので、一度Exvisionの機能を触ってみてほしいです!

 
 
──ありがとうございました。
 

Exvision.

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企業情報(Exys株式会社)

会社名 Exys株式会社
URL http://www.exys2008.com/
設立 2008年2月
代表者 稲冨 正博
決算期
直近業績
上場区分
証券コード

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