台湾XPEC、オルトプラスとの資本業務提携契約に反して株式追加売却　資金需要が急遽発生したため　提携解消に向けた協議開始

オルトプラス<3672>は、12月26日、台湾XPEC Entertainmentが12月22日までの間に発行済株式総数の0.6％に相当する8万株を追加で売却した旨の通知を受けたと発表した。XPECは、これまでも契約条項に反して保有するオルトプラス株109万4240株のうち22万株をオルトプラスへの事前通知なしに市場へ売却していたことが判明したとしていたが、今回も事前に通知しなかったとしている。

オルトプラスは、XPECに対して、(1)株式を売却する際は合意した第三者への売却を行うこと、(2)事前通知のない売却は業務提携契約に反するため、売却を行っている場合はすぐに書面で通知し、合意内容を遵守するよう求め、XPECからはそれに同意する旨のメールを受領していた。しかし、XPECより、12月18日付けで資金需要が急遽発生したため、追加で株式を売却したい旨のメールが届き、抗議したものの、今回の売却になったという。

オルトプラスでは、XPECと業務資本提携の解消と、それに伴うXPECの保有するオルトプラス株式（発行済株式総数の6.2％にあたる79万4240株）についても指定した第三者への譲渡を実現するための交渉を継続するともに、オルトプラスの発行した転換社債についても全てを償還することを求めていく、としている。


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