「楽市楽座」や「楽市街道」を展開するワイドレジャー、AM施設運営大手のアドアーズを45億円で買収【追記】

KeyHolder<4712>は、この日(1月23日)、100%子会社アドアーズの全株式を福岡を拠点にアミューズメント施設を運営するワイドレジャーに45億円で売却することを明らかにした。2月27日の臨時株主総会での承認を前提として、3月26日に実行する予定。特別利益として連結で12億1100万円を計上する。アドアーズは連結から除外されることになるが、連結業績に与える影響は判明次第、開示する、としている。

アドアーズは、総合エンターテインメント施設の運営により事業を拡大し、ゲームのみならず、カラオケやコラボカフェ、VRなど総合エンターテインメント企業として事業展開を行ってきた。不動産事業と商業施設事業を行う子会社を傘下に入れ、2017年10月から現在の持ち株会社体制に移行した。

こうしたなか、福岡に本社を構え、九州地方を中心に、「楽市楽座」や「楽市街道」ブランドのアミューズメント施設や「風と月」ブランドのリラクゼーション施設など、全 61 店舗を運営するワイドレジャーから株式譲渡の提案があり、検討を進めてきた。

その結果、ワイドレジャーとしては、①将来的な事業の広域展開の足掛かりとして、首都圏における店舗網の早期構築が可能であること、②コンテンツを保有する企業とのリレーションを見込めるなどの新たな発展を望めるとし、同社でも持株会社として機動的な事業再編やグループ全体の経営資源の最適配分を図ることで新たな企業成長が望めるなど、双方の目指す方向性に有効であるとの結論を見出したため、株式譲渡契約を締結するに至ったと説明している。

なお、アドアーズの経営成績は以下のとおり。

 
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