【インタビュー】『ダンメモ』でギネス世界記録を受賞した声優・松岡禎丞さんに伺う収録秘話…ベルが憧れる「アルゴノゥト」の人物像や2周年イベントの見所も


6月17日、WFSの『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか~メモリア・フレーゼ~』(以下、『ダンメモ』)がギネス世界記録(TM)に認定されたことを発表した。記録名は「Most unique sound bites provided by a voice actor for a mobile game」(一人の声優によりモバイルゲームに提供されたセリフの最多数)で、主人公・ベル・クラネル役などを務める松岡禎丞さんの受賞となった。また、本記録の認定数値は「10175ワード」であることも公開されている。

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そこで今回、受賞の記念として声優の松岡禎丞さんにインタビューを実施。『ダンメモ』ボイス収録現場の裏話や、2周年記念イベントとして開催される「偉大冒険譚 アルゴノゥト」の見所、今後の『ダンメモ』に対する意気込みなどを伺ってきた。

 

■『ダンメモ』の追加収録はゲーム1本分のボリューム!?


――:この度はギネス世界記録(TM)の受賞おめでとうございます! まずは率直なご感想をお聞かせください。

松岡禎丞さん(以下、松岡):まさか自分が、よくテレビで見ていたギネス世界記録(TM)に認定されるとは思ってもいませんでした。まだ実感が湧きませんが、レコードホルダーとして名前を載せていただけることはストレートに嬉しく思います。反面、自分なんかが載ってもいいのだろうかという不安感もあり、ドキドキが止まりません。

――:『ダンメモ』の収録に関して、他のスマホゲームと比べて特徴的なところはありますか?

松岡:他のスマホゲームと決定的に違うのは“台本の文量が多い”ということです。他の作品でも、季節や周年イベントでの追加ボイスなど、パターン違いのボイスを収録する機会はありますが、『ダンメモ』に関しては季節ごとのイベントに対しても「これは1つゲームを作るくらいのボリュームがあるな」と思うほどの文量があります。それだけのボリュームを定期的に収録しているので、おかげでベルの声は凄く出しやすくなりました(笑)。

――:『ダンメモ』には多数のオリジナルストーリーが収録されていますが、中でも印象に残っているエピソードはありますか?

松岡:昨年の夏に開催された水着イベント「真夏の恋の冒険譚」ですね。あれは、正直ベルのキャラクターを壊してしまったんじゃないかな?と危惧するほど振り切った方向で演じさせていただきました。ただ、現場ではスタッフさんからOKをもらえるのでどんどん調子に乗ってしまって……実際に収録後のボイスを聞いてみると「これはベルじゃなくなっているかもしれないな」と思いました(笑)。
 
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――:イベントの中にはコラボなどもありますが、他作品のキャラとの共演という部分ではいかがでしょうか?

松岡:今まで色々な作品とコラボをさせていただきました。「進撃の巨人」とのコラボではエレンとの掛け合いがありましたが、アニメの方も見ていたので「梶裕貴さんならこう演じてくるだろうな」とか。あと、「デート・ア・ライブⅢ」とのコラボはちょうどアニメの収録とも時期が重なっていたので、現場で五河士道役の島崎信長さんと話をしたりしていました。

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■「偉大冒険譚 アルゴノゥト」はエンディング後の後日談まで要注目!

 
――:では、ここからは今回2周年記念イベントとして開催される「偉大冒険譚 アルゴノゥト」についてもお話を伺っていきたいと思います。今回、ベルではなくアルゴノゥトとして出演されているとのことですが、収録を終えてみた感想はいかがですか?
 
松岡:いやぁ~、難しかったですね。今回は、ベルが憧れている英雄譚に登場する人物の物語になります。外見はベルと似ているのですが、性格はベルとアルゴノゥトで正反対です。頭の回転が速いのか、膨大な知識を持っているからか、物凄く難しい言い回しでテンション高く相手をまくしたてるようなシーンもあって、普段のベルでは見られないキャラになっていると思います。ただ、演じていて奥底にある芯の部分はベルに似通っているところがあると感じました。
 

▲「★4[道化]アルゴノゥト」。
 
松岡:また、今回のイベントは“喜劇”をテーマにしているので、アルゴノゥトの台詞もまるで観衆に向けて話しているかのようなところが多いのですが、シリアスなシーンでは一人称が「私」から「僕」に変わるなど素のアルゴノゥトが表れている場面もあります。そのため、台本をしっかりと読み込んでアルゴノゥトの感情の裏側まで理解する必要がありました。
 
さらに、とあるシーンでは一人称は「私」のままだけど素のアルゴノゥトが表れているシーンもあります。喜劇を演じている部分と素の部分、さらにその間にあるどっちつかずの部分というように心情が分かれていたので、そういったところを理解するという意味でも凄く難しかったです。
 
ストーリーは、ベルやレフィーヤを知っている方からすると「これはもしかしたら何か関係があるのではないか?」と思わせる内容になっています。そういったところを加味しながら演じさせていただきました。

 
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――:そんな想いが込められた2周年記念イベント「偉大冒険譚 アルゴノゥト」は、現在[前章]が公開されており、7月10日には[後章]が開催されるのですが、松岡さん的に推したい見所はどこになりますか?
 
松岡:またアルゴノゥトの話になってしまうのですが、彼が喜劇を演じている理由や、国の裏側に感付き始めてからは鳥肌が立つような怖さも明確に見えてきます。今回のシナリオからは、アルゴノゥトという英雄は誰からも崇拝されるような「これぞ英雄!」という人物ではなかったんだということが分かると思います。その中でアルゴノゥトという人間が苦悩・挫折しながらもとにかく前に進んでいく泥臭さを見ていただきたいです。
 
自分で演じている時はキャラの立ち位置的にも泣けなかったのですが、家で台本をチェックしている時には読んでいて僕も泣きました。大森先生の魂がこもったシナリオが、みなさんの涙腺を揺さぶることを期待しています。
 
あとは是非、エンディング後の後日談にも注目してほしいです。ベルに対して「あれ?憧れているんだよね?」と感じるコミカルなシーンが見られると思います。ただ、プレイをしていただければベルがそう言いたくなる気持ちも分かるはずです(笑)。

 
――:最後に『ダンメモ』ファンの方々にメッセージをお願いします。
 
松岡:楽しい時間ほどすぐに過ぎると言われているように、個人的には『ダンメモ』の2周年は体感的に凄く短く感じました。大森先生からも、執筆中にキャラの声が脳内再生されて、お話を書くのが楽しいという話も聞いています。そういった相乗効果もあって、『ダンメモ』は今後もどんどん素晴らしい作品になっていくと思いますので、役者陣一同も、僕個人としても皆様に楽しんでいただける『ダンメモ』を構築できるように頑張っていきます。
 
過去には、1周年記念として開催された「【偉大冒険譚】グランド・デイ」など、「これ映画化してくれたら良かったのに!」と思うほど素敵なイベントもありました。『ダンメモ』には今後もそういった素晴らしい作品がたくさん出てくると思いますので、これからもよろしくお願いします。

 
――:本日はありがとうございました。

 
(取材・文 編集部:山岡広樹)


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■『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか~メモリア・フレーゼ~』
 

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