コトブキヤ、12月中間決算は営業益27%増の16億円 『原神』『ウマ娘』『にじさんじ』フィギュア貢献、『FAガール』など自社IPも好調

壽屋(コトブキヤ)<7809>は、本日(2月14日)、2023年6月期 第2四半期累計(22年7月~22年12月)の連結決算を発表し、売上高98億2400万円(前年同期比36.5%増)、営業利益16億9500万円(同27.1%増)、経常利益16億2300万円(同24.0%増)、最終利益11億2100万円(同22.8%増)と増収増益を達成した。

・売上高:98億2400万円(同36.5%増)
・営業利益:16億9500万円(同27.1%増)
・経常利益:16億2300万円(同24.0%増)
・最終利益:11億2100万円(同22.8%増)

同社では、ECサイトやインバウンド増加に伴う小売売上の回復、『原神』『にじさんじ』『ウマ娘 プリティーダービー』のフィギュアの販売好調に加え、自社IPのプラモデル製品が業績拡大を牽引した、としている。

 

■事業の状況

同社では、自社IPのプラモデル製品が業績拡大を牽引した、としている。国内市場では、オープンワールドRPG『原神』より2022年11月に「バーバラ」を発売。2022年12月には『にじさんじ』に所属するバーチャルライバー「叶」を発売。『ウマ娘 プリティーダービー』より「[夢は掲げるものなのだっ! ]トウカイテイオー」を発売し、フィギュア製品の売上に貢献した。

自社IP製品においては2022年11月に『アルカナディア』より「ヴェルルッタ」を発売。2022年12月には『フレームアームズ・ガール』より「フレームアームズ・ガール アヤツキ」を発売。『創彩少女庭園』シリーズより「源内あお」を発売し、プラモデル製品の売上は好調に推移した。また、プラモデル関連製品である『モデリング・サポート・グッズ』等も堅調に推移し、業績を牽引した。

海外の北米地域では、『BISHOUJOシリーズ』として展開する「ヴァンパイア美少女 モリガン」「ヴァンパイア美少女 フェリシア」の発売等により、フィギュア製品を中心に売上は堅調に推移した。

アジア地域では、『メガミデバイス』シリーズを中心に『アルカナディア』などの自社IPプラモデル製品が堅調に推移した一方、フィギュア製品の売上は伸び悩んだ。

直営店舗による小売販売については、店舗キャンペーンの実施や『にじさんじ』関連商品が好調に推移したことに加え、新型コロナウイルス感染症の水際対策緩和に伴う訪日外国人客の増加により、売上は回復基調にある。ECサイトによる通信販売については、直営店舗限定商品や特典の開発を積極的に推進したことにより売上は好調に推移した。

 

■2023年6月期の業績見通し

2023年6月期の業績は、売上高175億円(前期比22.4%増)、営業利益24億円(同2.7%増)、経常利益23億1000万円(同1.0%減)、最終利益16億0300万円(同1.1%減)、EPS609.49円を見込む。すでに報じたように上方修正を行っている(関連記事)。

・売上高:175億円(同22.4%増)
・営業利益:24億円(同2.7%増)
・経常利益:23億1000万円(同1.0%減)
・最終利益:16億0300万円(同1.1%減)
・EPS:609.49円

計画に対する進捗率は、売上高56.1%、営業利益70.6%、経常利益70.3%、最終利益69.9%となっている。

・売上高:56.1%
・営業利益:70.6%
・経常利益:70.3%
・最終利益:69.9%

株式会社壽屋(コトブキヤ)
https://company.kotobukiya.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社壽屋(コトブキヤ)
設立
1953年1月
代表者
代表取締役社長 清水 一行
決算期
6月
直近業績
売上高142億9200万円、営業利益23億3700万円、経常利益23億3200万円、最終利益16億2100万円(2022年6月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
7809
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