ソニーG、第1四半期決算は営業利益31％減の2530億円と大幅減　金融分野で前年同期に発生した一時利益の剥落で

ソニーグループ<6758>は、8月9日、2024年3月期 第1四半期(23年4月～23年6月)の連結決算(IFRS)を発表し、売上高及び金融ビジネス収入2兆9636億5200万円(前年同期比32.9%増)、営業利益2530億4200万円(同30.9%減)、税引前利益2760億3400万円(同21.0%減)、最終利益2175億4500万円(同16.7%減)だった。

・売上高及び金融ビジネス収入:2兆9636億5200万円(同32.9%増)
・営業利益:2530億4200万円(同30.9%減)
・税引前利益:2760億3400万円(同21.0%減)
・最終利益:2175億4500万円(同16.7%減)

大幅な減益となったが、これは主にグループ会社のソニー生命において、前年同期に計上された変額保険にかかる金利変動に伴う利益や不動産売却益が今期は計上されなかったため。セグメント別に見ると、音楽分野が増収増益となったものの、金融とイメージセンサー、映画、ゲームが減益となった。

■ゲーム&ネットワークサービス
・売上高:7718億8000万円(同27.8%増)
・営業利益:491億6000万円(同6.8%減)

■音楽
・売上高:3557億5600万円(同15.5%増)
・営業利益:733億8000万円(同20.3%増)

■映画
・売上高:3203億6600万円(同6.2%減)
・営業利益:159億7100万円(同68.4%減)

■エンタテインメント・テクノロジー&サービス
・売上高:5717億8300万円(同3.5%増)
・営業利益:556億4600万円(同3.8%増)

■イメージング&センシング・ソリューション
・売上高:2927億4000万円(同23.1%増)
・営業利益:127億3100万円(同41.3%減)

■金融
・売上高:6814億1100万円(同215.4%増)
・営業利益:545億1400万円(同60.8%減)

■2024年3月期の業績見通し
2024年3月期の業績は、売上高及び金融ビジネス収入12兆2000億円(前期比11.2%増)、営業利益1兆1700億円(同10.2%減)、税引前利益1兆1400億円(同10.6%減)、最終利益8600億円(同14.5%減)、EPS0.00円を見込む。

・売上高及び金融ビジネス収入:12兆2000億円(同11.2%増)
・営業利益:1兆1700億円(同10.2%減)
・税引前利益:1兆1400億円(同10.6%減)
・最終利益:8600億円(同14.5%減)

計画に対する進捗率は、売上高及び金融ビジネス収入24.3%、営業利益21.6%、税引前利益24.2%、最終利益25.3%となっている。

・売上高及び金融ビジネス収入:24.3%
・営業利益:21.6%
・税引前利益:24.2%
・最終利益:25.3%