野村證券、カプコンの成長性を評価-構造改革の成果に期待

野村證券は、4月11日付けの『野村週報』の「銘柄研究」で、カプコン<9697>を取り上げている。2009年度は減収減益となったものの、足元の業績は回復基調にあるうえ、今期予想基準のPER9倍と成長性から見ても割安感が強いと評価している。 2011年3月期は、「モンスターハンターポータブル3rd」が会社計画を大きく上回る販売となったことに加え、「Marvel vs.Capcom 3」も前作を大きく上回る出荷を達成。さらにスマートフォン向けソーシャルゲームも好調と見られるとし、2011年3月期の業績は、売上高950億円、営業利益150億円でともに過去最高になった模様とのこと。 野村證券では、現在、開発体制の見直しやオンライン事業の強化など、会社側が取り組む構造改革により、今期のソフトの品揃えがさらに強化され、ソーシャルゲームの収益拡大により、増収増益が続くと見ているという。なお、野村證券の業績予想は、2012年3月期は営業利益165億円、2013年3月期は180億円となっている。
株式会社カプコン
http://www.capcom.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社カプコン
設立
1983年6月
代表者
代表取締役会長 最高経営責任者(CEO) 辻本 憲三/代表取締役社長 最高執行責任者(COO) 辻本 春弘/代表取締役 副社長執行役員 兼 最高人事責任者(CHO) 宮崎 智史
決算期
3月
直近業績
売上高1259億3000万円、営業利益508億1200万円、経常利益513億6900万円、最終利益367億3700万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9697
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