2015年3月21日～3月27日の「Social Game Info」では、合計306本の記事を掲載した。今週のアクセスランキングは、gumiがgumi本体と子会社gumi westで100名程度の希望退職者の募集を行うことを報じた記事が1位だった。下方修正や韓国子会社での横領など、ここ最近、ネガティブな話題ばかりが目立つが、人員整理を行う可能性については、すでに決算説明会でも言及されていた。ブラウザゲームの売却も行われ、実質的にもネイティブアプリの企業になる。ネイティブアプリは国内市場では引き続き順調だが、海外でも一時の低迷から脱しつつあるようにも見える。本日のランキングの記事でも取り上げたが、今後も継続できるかどうかが注目点になるだろう。
もうひとつの注目された話題は、やはりマーベラスとAimingの『剣と魔法のログレス いにしえの女神』だろう。限られた時間ではあったものの、App Storeで『パズル＆ドラゴンズ』と『モンスターストライク』を抜いて首位に躍り出た。Aiingの成長可能性に関する説明資料の紹介記事（13位）や、『剣と魔法のログレス いにしえの女神』のアップデート情報（15位）も上位に入った。
このほか、ガールズ筐体『プリパラ』の記事も上位に入った。タカラトミーアーツの大庭晋一郎氏のインタビュー記事（4位）や、AnimeJAPAN 2015のレポートなどが上位に入った。『プリパラ』に関してはゲームとしてだけでなく、アニメとゲームの密接な連携というメディアミックスプロジェクトとして面白さを感じていたが、大庭氏によると、『プリティーリズム』シリーズで培った技術やノウハウ、関係会社間での信頼関係などがあってこそ実現できたとのことだった。アニメ第1期が最終回を迎え、第2期が4月からスタートする。ゲームでも新しい展開が出てくるだろう。
『プリパラ』は、あくまでガールズ筐体であって、スマートフォンゲームではないと思われるかもしれない。確かにそうなのだが、ここ最近、スマートフォンゲームでも大掛かりなメディアミックスプロジェクトが出ているので、何かの参考になるのではと考えた次第だ。そもそも当サイトではスマートフォンゲームがニュースの中心だが、PCオンラインゲームやアーケードゲーム、トレーディングカードゲーム、家庭用ゲーム、アニメ・マンガなどで新しい動き、興味深い情報があれば取り上げてきたし、今後もそうしたいと考えている。
（編集部 木村英彦）
