【ハイカジ道】タツマキゲームズ代表・畑佐氏の特別連載「全米一位への道」…第9回:GOODROID 特別インタビュー [後編]

畑佐雄大 タツマキゲームズ代表取締役
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第9回:GOODROID 特別インタビュー [後編]

 ハイパーカジュアルゲームを中心に開発やパブリッシングをしている「タツマキゲームズ株式会社」代表の畑佐(はたさ)と申します。

 さて今回も前回に引き続き、GOODROIDさんへのインタビュー記事となっております! 前編の内容はいかがでしたでしょうか? 後編となる今回も、アツいエピソードトークやこれからの未来予測も入った盛りだくさんの内容となっていますので、ぜひお楽しみください!


写真左:株式会社GOODROID 上級執行役員 CMO 長岡 昇平さん
写真中央:株式会社GOODROID 2PEACE 事業部長 小川陽也さん

GOODROID 特別インタビュー [前編]はこちら

全米1位のタイトルが生まれるまで

ー:そしてついに『Snow Race!!』で全米1位を獲得されたんですよね!

小川さん:ついにやりました!『Snow Race!!』に関していうと決まったプロセスを経て企画が出てきたというよりは、エンジニアがSlackでポロッと書いたことが他のみんなの目に止まって、リアクションも結構よかったのですぐにプロデューサーが立候補してタッグを組み、どんどんつくっていったというのが始まりですね。

気づいたらエンジニアがモック(試作)までつくっていたので「これはもうやるしかないな」というところから開発がスタートしました。『Snow Race!!』を担当したプロデューサーは若手で、そこまで経験豊富なわけではなかったですが、2人とも熱量がすごく高かったのでそれが良かったですね!


▲『Snow Race!!』 雪玉をつくっていち早くゴールを目指すゲーム。大小に変化する雪玉がポイント。

ー:やっぱり作り手の熱量が一番ですよね!! 開発もかなり速かったんですか?

小川さん:たぶん先程のように作り始めてから1位を取るまで1ヶ月切ってたと思います(笑)僕らのチームとしては”熱量”をすごく大事にしていて、チームの熱量を常に高い状態に保つことを心がけるようにしています。また我々リーダー陣も、定期的に熱量やモチベーションが高まるような声掛けをするように意識していますね。

長岡さん:業務のスタイルも、今はリモートと対面が半々くらいという感じですね。アイデアを出したりとかはリモートでもやりやすいのですが、やっぱり開発が集中する時期などは対面のほうが良いし、熱量も高めやすいなと感じています。

ー:熱量が高いとなると、やはり1位を獲ったときはかなり盛り上がりましたか?

小川さん:1位を獲った瞬間というのは相当テンション上がりましたね!1位になったのが土曜日の夜だったんですが、嬉しすぎてみんなで急遽集まって「うおー俺たちが全米1位だー!!!」って感じの超ハイテンションで盛り上がっていました(笑)あれは本当にアツいエピソードだったなと思います。

長岡さん:みんなで喜びを分かちあうことができて、やっぱり最高に嬉しかったですね〜!あの時だけは世界が自分たちを中心に回っている感じがしてました(笑)


▲アメリカ以外にも世界21ヶ国の国・地域にて、Google Play 無料ゲームランキングで1位にランクイン! すごい。

ハイカジの魅力と、これからの挑戦

ー:大きな目標も達成できたと思いますが、これから挑戦していきたいことなどはありますか?

長岡さん:引き続きハイパーカジュアルゲームを中心につくっていくのは変わらないんですが、新しいチャレンジは少しでも良いから常にやっておきたい、という気持ちはありますね。

たとえば課金と広告の2つの収益で成立させるような”ハイブリッドカジュアルゲーム”もつくってみたいですし、ゲームジャンルだとパズルゲームでヒット作を生み出したいな、という想いもあります。

小川さん:ハイカジはハイカジでコンパクトにつくって巨大なリターンが狙えるという魅力もかなり大きいので、もっと多くのヒットタイトル、そして全米1位をまた獲れるようなものを目指していきたいと思っています!

ー:そういった挑戦をしていくにあたって、ベンチマークにしている会社などはありますか?

長岡さん:ハイカジでいうとRollic、パズルゲームだとPopcore。この2社はめちゃくちゃすごいと思っていますね…特にPopcoreは開発も自分たちで行なっていると思うんですが、長期間ランクインしているタイトルが複数あるし、ノウハウもかなり蓄積されているんだろうなと感じます。

小川さん:Popcoreのように長く、多くの人に遊んでもらえるパズルゲームを作りたいですね〜!

長岡さん:Rollicは最近でいうと放置系のゲームを大量にランクインさせていて、本当にどうやってプロセスを回しているんだろうなという感じですね…。何かRollicしか持っていない魔法のようなものがある気がしてなりません(笑)

ー:引き続きハイカジも注力されていくと思うんですが、その魅力って何でしょうか?

小川さん:僕の場合だと、社会人になってからオーソドックスなアプリゲームの事業と、ハイパーカジュアルゲームの事業の2つを経験したのですが、やはり圧倒的に違うのは「スピード」ですね。

アイデアを思いついてから結果が出るまでの時間が圧倒的に早い(笑) 僕が担当していたアプリゲームは半年から1年くらいでリリースするくらいの規模感のものだったんですが、それでも途中でモチベーションが続かなかったりしてしまうこともあったんですよ。

しかも1年かけてつくってきたものでもいざ出してみたらうまく行かなくて「この1年やってきたことは何だったんだ…」と落ち込んでしまったり…そういう意味でハイカジはすぐに、しかもデータに基づいて合理的に結果を得ることもできますし、自社パブリッシングということもあり、自分たちの判断と責任でビジネスを回していけるところが個人的には一番好きなところですね!

長岡さん:また、グローバルで戦っていける市場があるというのが土台として強いなとも思いますね。市場も大きいので夢がありますし、チャレンジすればその分だけ結果がついてくるところが面白いなと思っています。

僕たちは世界一を目指していますが、それを目指せる環境があって、そこにまだチャレンジしがいのある余地が残されているというのが、とても魅力的に感じていますね。ハイカジビジネスを通して外貨を得られるというのも、今の時代においては強みの1つかなとも思います。


▲放っておいたらたぶん5時間くらい喋っていた。

2023年に向けて

ー:超同感です(笑)ところで2022年も残り少なくなってきましたが、来年に向けた展望や野望を教えて下さい!

小川さん:個人的にはもっと日本のパブリッシャーが世界で目立っているような年にしたいなと思ってますね!

我々もある程度自信を持ってハイカジをつくることができるようになりましたし、日本のパブリッシャー同士で今よりもっと高めあって、世界に向けて「日本すげー!」と、思い知らせてやりたいなと(笑)

日本のゲームづくりのパワーがあれば、よりたくさんのタイトルをランクインさせることもできると思います!

長岡さん:そういう観点ですごく良いなと思うのが、日本のハイカジ会社で集まることがあったときに全くギスギスすることなく、むしろお互いに積極的に情報交換をしあって、一緒に頑張ろうっていう空気ができあがっていることですね!

こういう横のつながりがあることは、今後より一層市場を伸ばしていく上でもとても大事なことだと思います。自分たちもそういった場を更にもり立てられる存在になっていきたいですね。


ー:少し前には、ハイカジの開発スタジオ設立のリリースもありましたね!

小川さん:そうですね!今後さらにハイパーカジュアルゲームの開発に注力するべく、この度ハイパーカジュアルゲーム専門の開発スタジオ「2PEACE」を設立しました。これまでやってきたことから大きくガラッと変わることはないですが…あ、アプリ起動時のロゴマークは変わりますね(笑)

長岡さん:GOODROIDではハイカジ以外にも様々な事業を手掛けていることもあり、一定の成功を収めることができたハイカジはきちんとブランドとして立たせようという狙いがありますね。引き続き、僕たちのつくるゲームにご期待いただければ嬉しいです!

ー:最後に、記事を読まれている読者の方に一言お願いします!

小川さん:一緒にハイカジをつくる仲間はいつでも募集しているので、ハイカジに興味がある人や自分で考えたものをつくるのが好きな人はぜひ声をかけてください。また、2PEACEになっても引き続き世界一を目指しておもしろいハイパーカジュアルゲームをつくり続けていこうと思っていますのでご期待ください!

長岡さん:そうですね。目標はあくまでも「世界一」なので、引き続き頑張っていきます!

まとめ

 いかがでしたか? 楽しんでいただけましたでしょうか? 前編・後編に分けてお届けした今回のインタビューは、現在進行系でハイカジにチャレンジしている方にとっても、これからハイカジにチャレンジしてみようかなと興味を持っている方にとっても、ものすごく駆り立てられるお話を聞くことができたんじゃないかなと思います。

私自身もハイカジ日本勢の一員として、日本から世界へ広がるゲームがつくれるよう引き続き盛り上げていきます!

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 ハイカジに興味を持ったり始めてみようかなという人を増やしたいと思っていますので、まずはお気軽にメールやTwitterでご連絡ください。この連載で書いてほしい内容なども大歓迎です。ホントに何でも聞いてください、包み隠さずお伝えします(笑)

メール:info@tatsumaki.games 
Twitter:ハタサ@タツマキゲームズ(@noots_87

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株式会社GOODROID
https://goodroid.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社GOODROID
設立
2014年10月
代表者
代表取締役社長 松田 和彬
決算期
9月
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タツマキゲームズ株式会社

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タツマキゲームズ株式会社
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