セガネットワークスは、2013年12月7日(土)に秋葉原「アイ・カフェAKIBAPLACE店」で、iOS/Android端末向けのゲームアプリ『キングダムコンクエスト2 (Kingdom Conquest II)』のゲーム大会「Magna World Championship 2013」を開催した。
「Magna World Championship 2013」は、『キングダムコンクエスト2』世界一のチームを決定するユーザー参加型のゲーム大会。当日は、2013年11月7日(木)~12月7日(土)にかけて行われた予選を勝ち上がった10チームが、本選大会に出場してトーナメント形式で戦った。
本稿では、間もなくサービス開始1周年を迎える人気アプリの世界大会の模様をお届け。
■そもそも『キングダムコンクエスト2』とは?
『キンコン』の愛称で親しまれている『キングダムコンクエスト2』は、ストラテジーゲームとフル3Dアクションゲームを組み合わせたスマートフォン向けオンラインゲーム。プレイヤーは自分の領地で様々な施設を建てて要塞を築きながら、仲間とダンジョンを冒険して魔獣を撃退していく。また、ダンジョンで手に入れた魔獣カードを編成して魔獣ユニットを作り上げ、カードバトルを展開できる。
2012年12月に日本でサービスが開始し、2013年1月には北米、南米、アフリカ、南アジアでリリースするなどワールドワイドに展開。2013年6月には、全世界シリーズ累計500万ダウンロードを突破、150カ国で展開中……。タイトルのコンセプト「世界中のプレイヤーが戦友(とも)となる」のとおり、国境を超えたプレイヤー同士の熱い戦いと協力プレイが日々繰り広げられている。
■サービス開始1周年、このタイミングで一度最強を決めよう
「MAGNA WORLD CHAMPIONSHIP 2013」は、『キングダムコンクエスト2』では初のユーザー参加型ゲーム大会。事前にゲーム内で予選大会が開催され、各ワールドランキング上位の方が本戦への参加資格を獲得でき、当日は厳しい予選を勝ち抜いた3人1組の10チームが世界一を目指してトーナメント形式で戦った。
そして優勝チームには、本大会のスポンサーであるエースコックより、大人気商品「スーパーカップ1.5倍」一年分が贈られるほか、本大会のためにデザインされた「オリジナル指揮官」など、豪華賞品が贈られるということで、会場の熱気も高まっていた。
当日の進行は、『キングダムコンクエスト2』のイベントでお馴染みのKCガールズ・林紗久羅さんが担当。また、熱いバトルを盛り上げてくれる実況・解説には、本作ディレクターの奥田禎氏、プロジェクトマネージャー・Mr.KCこと萱沼由晴氏が務めることに。
続いて本戦におけるルールを説明しよう。本戦では、『キングダムコンクエスト2』の「闘技場」モードを使用して、1チーム3人で対戦していくことになる。試合は先鋒、中堅、大将同士で3戦行われ、勝利数の多いチームの勝利となり、引き分けのときは代表者を選出して再戦に。
そもそも「闘技場」とは、指揮官を携えて他プレイヤーが育てた魔獣(モンスター)と自軍の魔獣を戦わせる自動ターンベースの競技モードである。本戦ルールでは、使用可能指揮官は試合前に発表され、発表後10分間の準備時間内にユニットを編成していく。なお、指揮官と魔獣のレベルは99に固定で魔獣に割り振られた「Status Point」は反映、魔獣数は9999に固定となる。
それでは、ここで見事本戦に駒を進めた出場チームとトーナメント表を掲載。なお、新しく統合されたワールドについては、統合前のワールド表記となっている。そして予選通過順位1位、2位のチームがシード枠に登録されている。1、2回戦は勝利チームがトーナメントを進み、決勝戦は3チームでの総当たり戦となる。
<本選大会トーナメント表>
そして、開会に先立ち、『キングダムコンクエスト2』プロデューサーの椎野真光氏による挨拶があった。
椎野氏は、本大会の開催意図について、「本作は、2012年12月10日にサービス開始して、間もなく1周年を迎えることができます。この1年、みなさんは多くの経験を積まれて、僕らが当初想定していた以上にユニットの使い方が上手くなっています。そのため、このサービス開始1周年というタイミングで、最強を決めようと思い本大会を開催しました」とコメント。
さらに同氏は、「本日みなさんは、ここに集まった強豪たちと戦うのはもちろん、通信環境のトラブル……というもうひとつの敵とも戦ってもらうかもしれません。今日は楽しい戦いが見られることを嬉しく思います。ぜひ、よろしくお願いいたします」と、ちょっぴり自虐ネタも織り交ぜて、挨拶を締めくくった。
さて、果たして、「スーパーカップ1.5倍」一年分を手にする優勝チームは…!?
▲会場に飾られた「スーパーカップ1.5倍」。あくまでも1年分の“イメージ”。
■試合開始! 海外勢の強さに日本チームはどう出る?
いよいよ本戦の火蓋がきって落とされた。1回戦目は、8チームによる4試合が展開。なお、当然シードグループは1回戦目はお休みとなる。
指定された指揮官のもと、制限時間10分間のなかで魔獣の編成・調整を施す参加者たち。各々チーム内で積極的な話し合いが行われていた。そして第1回戦の4試合は、「スーハーカップ」、「Un-Off」、「Armada」、「ISYMD」の4チームが2回戦目に駒を進めた。
第2回戦には、なんと予選を1位で通過した香港からの出場者・シード枠の「西氏國際」(写真右)が登場。さすが予選1位通過のチームということもあり、圧倒的な強さを見せつけて決勝戦に進んだ。
なお、負けじと日本勢もチーム「Armada」が早々に勝利を収めて、こちらも決勝戦に。ちなみに、シード枠であった「-ViP-」は棄権により、そのまま「ISYMD」が不戦勝となり決勝戦へ。
決勝戦は3チームによる総当たり戦が展開。なお、決勝戦の指揮官は「全部使用可能」となり、各々の好きなように編成ができるようになった。
そして、どのチームも申し分のない強さを誇るチームではあるが、なんと「Armada」が早々に2チームに勝利して、3位決定戦を待たずして優勝を確定させるという結果に。ちなみに各チームとの試合では、2勝1敗で勝利というわけではなく、全勝で実質6連勝を決める痛快な結果を見せ付けた。
その後の3位決定戦を経て、2位は「西氏國際」、3位は「ISYMD」となった。ちなみに準優勝チームには、「覚醒値10魔獣リスト」から好きな魔獣1枚とMWC2013チケット1枚が、3位チームにはMWCチケット1枚が、そして参加賞として限定SR指揮官「グラディエーター」雇用権とMWC2013チケット1枚、本戦勝利者賞にMWC2013チケット1枚がそれぞれ贈呈された。
▲お互いの健闘を称えてか、最後の選手同士による握手が胸熱だった。
最後に『キングダムコンクエスト2』プロデューサーの椎野真光氏による大会の総評があった。
椎野氏は、「『キンコン2』としては、始めての大会形式のオフ会をやらせていただきました。いやー、僕らも正直楽しみました。このゲーム、こんなに面白いんだと再認識させていただきました」とコメント。手前味噌として恐縮そうに自社のゲームを褒めていたが、メディアという第三者目線で見たなかでは、確かに楽しい大会となった。
そして同氏は最後に、「2013年12月10日で『キングダムコンクエスト2』は、サービス開始1周年を迎えます。これから2年、3年と力を入れてやっていきたいと思います。本日は、どうもありがとうございました」と挨拶を締めた。
▲ちなみに会場の「アイ・カフェAKIBAPLACE店」では、店舗内のWi-Fiを用いると様々な特典が付与されるネットカフェキャンペーンが実施中。筆者も大会の合間を縫って、バリバリと進めていた!
■最後の最後に! 容赦ない開発・運営チームとのエキシビジョンマッチが急遽開催!
なんと最後に優勝チームの「Armada」(写真右上)と『キングダムコンクエスト2』開発・運営チーム(写真左上)によるエキシビジョンマッチが急遽開催された。
特権を最大限に利用できるからいいことに、普段じゃ考えられないデッキを従えて、なんとしてでも勝利を収めようとする容赦のない開発・運営チーム。
しかし、さすがは世界一に輝いたチームであった。そんなデッキにも後ずさりせずに挑んで、なんとここでも勝利となった。本当に悔しそうな開発・運営チームに、これまで熱気に包まれていた本大会が、緩やかな笑いへと変わり、和やかな雰囲気のまま大会は締められた。
■ちなみに開発・運営チームのデッキ
繰り返しにはなるが、『キングダムコンクエスト2』は2013年12月10日(火)でサービス開始1周年を迎える。なお、下部はサービス開始から現在までのApp Storeにおける売上ランキングだ。ゲームカテゴリーで最高25位を記録し、振り幅はあるものの常に100位以内はキープしている。
サービス開始1周年という節目の際に世界一が決定したこともあり、本作における世界観やユーザー層が、さらなる広がりを見せつけてくれるだろう。
■App Store 売上ランキングの推移(2012年12月9日~2013年12月8日)
出所:App Annie
■関連サイト
iOS版ダウンロード
Android版ダウンロード
Amazonアプリストア
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会社情報
- 会社名
- 株式会社セガ
- 設立
- 1960年6月
- 代表者
- 代表取締役会長CEO 里見 治紀/代表取締役社長執行役員COO 内海 州史/代表取締役副社長執行役員Co-COO 杉野 行雄
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1916億7800万円、営業利益175億3900万円、経常利益171億9000万円、最終利益114億8800万円(2023年3月期)