【ゲーム株概況（9/1）】東証1部上場のサイバーが高い　アクロディア、ケイブ、日本エンターがストップ高　上方修正のセガサミーがさえない

9月1日の東京株式市場では、日経平均株価は3営業日ぶりの反発。全体的に動意が乏しいなか、日経ジャスダック平均やマザーズ指数など中小型株が買われた。東証1部上場が決定したサイバーエージェント<4751>がしっかり。また、アクロディア<3823>や、スマホゲームに本格参入と発表した日本エンタープライズ<4829>などがストップ高まで買われた。他方、第2四半期の業績予想を上方修正したセガサミーホールディングス<6460>が大幅安となった。

サイバーエージェントが前日比150円高（4.2％上昇）の3710円で取引を終えた。同社は、先週末、東証マザーズから東証1部への市場変更が東証より承認されたと発表したことが手がかり材料となった（関連記事）。東証1部に上場することにより、TOPIX（東証株価指数）に算入されるため、インデックスファンドによる買いが期待されている模様。

またアクロディアがストップ高となった。ぶっ叩きアクションゲーム『ジャイアントハンマー』に対する期待を背景に短期資金が流入しているようだ。本作は、巨大なハンマーを使う巨人（ジャイアント）を操作して、群がる敵モンスターたちと戦うアクションゲーム（関連記事）。同社のこれまで手がけてきたゲームアプリとは異なるもので、収益貢献が期待されているという。

ケイブ<3760>も一時ストップ高まで買われた。朝方から買い優勢だったが、後場に入って一段高となった。この日の前引け後、同社の人気シューティングゲーム『Bug Princess（虫姫さま）』について、ライセンス提供を行ったNHNエンターテイメントが9月26日より配信を行うと発表したことが好感された（関連記事）。韓国語版だけでなく、英語、日本語でも配信するとのこと。

このほか、日本エンタープライズ<4829>が値幅制限上限となる100円高の632円まで買われた。同社は先週末、スマホゲームに本格参入し、第1弾タイトル『ひっぱれ！ネコ Ping プラネット』の事前登録を開始すると発表しており、これが手がかり材料となった模様（関連記事）。

他方、セガサミーホールディングスの下落も目立った。先週末に第2四半期の業績予想を上方修正し、営業損益予想を80億円の赤字から30億円の黒字に引き上げた。2014年3月通期の業績予想が下期偏重型のうえ、修正せずに据え置きとしたため、市場では特に材料視されなかったようだ（関連記事）。


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銘柄名	コード	現在値	前日比	前日比率
アクロディア	3823	488.0	80	19.61%
ケイブ	3760	2524.0	109	4.51%
サイバーエージェント	4751	3710.0	150	4.21%
ガーラ	4777	202.0	6	3.06%
任天堂	7974	11735.0	205	1.78%
コナミ	9766	2443.0	34	1.41%
バンダイナムコＨＬＤＧＳ	7832	2940.0	34	1.17%
日本一ソフトウェア	3851	653.0	6	0.93%
スクウェア・エニックス・ＨＤ	9684	2401.0	11	0.46%
モブキャスト	3664	964.0	4	0.42%
ドリコム	3793	1882.0	5	0.27%
ディー・エヌ・エー	2432	1292.0	-4	-0.31%
ガンホー・オンライン・エンター	3765	553.0	-3	-0.54%
グリー	3632	811.0	-5	-0.61%
ｅｎｉｓｈ	3667	1517.0	-11	-0.72%
ネクソン	3659	901.0	-7	-0.77%
コーエーテクモＨＤ	3635	1568.0	-14	-0.88%
カプコン	9697	1888.0	-22	-1.15%
クルーズ	2138	3020.0	-40	-1.31%
エイチーム	3662	6570.0	-90	-1.35%
アエリア	3758	1452.0	-26	-1.76%
ミクシィ	2121	5730.0	-110	-1.88%
オルトプラス	3672	1237.0	-24	-1.90%
コロプラ	3668	4310.0	-90	-2.05%
マーベラス	7844	1290.0	-34	-2.57%
エイティング	3785	1811.0	-49	-2.63%
ＫＬａｂ	3656	1973.0	-57	-2.81%
ボルテージ	3639	1651.0	-73	-4.23%
アクセルマーク	3624	2310.0	-123	-5.06%
セガサミーホールディングス	6460	1808.0	-175	-8.83%