【ゲーム株概況（9/2）】アクロディアが連日のストップ高　円安受けて輸出関連に資金流出　スマホゲーム関連は総じて軟調

東京株式市場では、日経平均株価が前日比192円高と続伸した。為替の円安が進むとともに輸出関連株が買われたが、後場に入って株価指数先物主導で上げ幅を拡大した。主力銘柄に資金が集中した影響もあってか、新興市場から資金が流出した模様。このため、日経ジャスダック平均、東証マザーズ指数ともに下落した。マザーズの主力株となったミクシィ<2121>をはじめ、KLab<3656>の下げが目立った。また昨日ストップ高まで買われたケイブ<3760>も大幅安となった。

半面、アクロディア<3823>が連日のストップ高となった。前日比80円高の568円で取引を終えた。株価は8月26日の終値245円から2.3倍に急上昇したことになる。ぶっ叩きアクションゲーム『ジャイアントハンマー』に対する期待を背景に短期資金が引き続き流入しているようだ。本作は、巨大なハンマーを使う巨人（ジャイアント）を操作して、群がる敵モンスターたちと戦うアクションゲーム（関連記事）。同社のこれまで手がけてきたゲームアプリとは異なるもので、収益貢献が期待されているという。

ただし、チャートでは小さい陽線でかつ長い下ヒゲが出ている。いわゆる「首つり線」にみえる形状だが、今後の展開は果たして。

輸出関連株が堅調だった流れを受けて、任天堂<7974>やコーエーテクモホールディングス<3635>といった大手ゲーム会社の一角も高い。


■関連銘柄一覧

銘柄名	コード	現在値	前日比	前日比率
アクロディア	3823	568	80	16.39%
任天堂	7974	12075	340	2.90%
コーエーテクモＨＤ	3635	1599	31	1.98%
ｅｎｉｓｈ	3667	1545	28	1.85%
ガーラ	4777	205	3	1.49%
エイティング	3785	1828	17	0.94%
ネクソン	3659	908	7	0.78%
モブキャスト	3664	970	6	0.62%
ディー・エヌ・エー	2432	1300	8	0.62%
グリー	3632	815	4	0.49%
ボルテージ	3639	1652	1	0.06%
アクセルマーク	3624	2306	-4	-0.17%
ガンホー・オンライン・エンター	3765	552	-1	-0.18%
日本一ソフトウェア	3851	649	-4	-0.61%
コナミ	9766	2423	-20	-0.82%
バンダイナムコＨＬＤＧＳ	7832	2910	-30	-1.02%
オルトプラス	3672	1224	-13	-1.05%
スクウェア・エニックス・ＨＤ	9684	2366	-35	-1.46%
ドリコム	3793	1853	-29	-1.54%
カプコン	9697	1858	-30	-1.59%
サイバーエージェント	4751	3650	-60	-1.62%
コロプラ	3668	4235	-75	-1.74%
クルーズ	2138	2964	-56	-1.85%
アエリア	3758	1420	-32	-2.20%
エイチーム	3662	6380	-190	-2.89%
マーベラス	7844	1245	-45	-3.49%
セガサミーホールディングス	6460	1740	-68	-3.76%
ＫＬａｂ	3656	1851	-122	-6.18%
ミクシィ	2121	5360	-370	-6.46%
ケイブ	3760	2256	-268	-10.62%