DeNA、「DeNAショッピング」と「auショッピングモール」を12月28日付でKDDIに63億円で譲渡へ…運営主体の一本化を図るため

ディー・エヌ・エー（DeNA）<2432>は、10月6日、同社グループが「DeNAショッピング」及び「auショッピングモール」の名称で運営する事業を2016年12月28日付で、KDDI<9433>に総額63億円で譲渡することを決定した。

事業譲渡の目的は、DeNAとKDDIはこれまで同事業において、密に連携を取ってきたが、ショッピングモール事業の更なる成長のためには、より機動的かつ大胆な戦略展開を行うことが必要であり、そのためには事業運営主体の一本化が有効であるとの判断に至ったため。

事業の譲渡にあたり、DeNAの子会社として新たにDeコマースを設立し、Deコマースに対して、DeNAが「DeNAショッピング」の名称で運営する事業と、連結子会社モバオクが「auショッピングモール」の名称で運営する事業の両事業を吸収分割の方法により承継したうえで、DeNAとモバオクが保有するDeコマースの全株式をKDDI に譲渡する。

なお、KDDIへのDeコマースの株式譲渡は、2016年12月28日を予定しているため、現在公表している2017年3月期第2四半期連結累計期間の業績に与える影響はない。また、DeNAは、四半期ごとに翌四半期の業績見通しを開示しているが、2017年3月期第3四半期累計期間の業績予想については、2016年11月4日予定の2017年3月期第2四半期累計期間の決算発表と合わせて開示を行う予定としている。