Com2uSとActivision、人気ゲームIPを活用したモバイルゲームのグローバル配信で提携…第1弾は「スカイランダーズ 」のモバイルゲーム

Com2uSとActivisionは、ゲームIP(知的財産権）を活用したグローバルモバイルゲーム事業の契約を締結をしたことを明らかにした。今回の取り組みでは、Activisionはグローバル人気IPを提供する一方、Com2uSはモバイルゲーム制作とグローバルサービス配信を担うという。完成度の高いゲームの開発と成功的なグローバルサービス配信のため、相互に協力して競争力を高めていく狙いだ。

開発するゲームアプリは、Activisionを代表するビデオゲーム「スカイランダーズ 」のモバイルゲームとなる。「スカイランダーズ 」は、ゲームと玩具を組み合わせた「toys-to-life」というジャンルを開拓し、全世界で35億ドルを超える売上を記録し、ゲームと連動されるフィギュアも3億個以上販売された世界11番目の規模のコンソールゲームだ。最近では、オンライン放送サービス「Netflix」を通じてアニメーションとして製作、全世界に放映されるなど、IPの価値が高まっている。

Com2uSは「スカイランダーズ 」のモバイルゲームをユーザー間、リアルタイム対戦を中心とする「リアルタイムターン方式」の戦略RPG(ロールプレイングゲーム)のジャンルで開発を進めており、2018年上半期にリリースし、本格的にグローバル市場を攻略していく予定だ。

今回の提携では、北米、欧州地域を中心に世界的な名声を誇る最高のゲーム企業と、韓国を代表するモバイルゲーム企業間のコラボレーションということで、従来の提携とは異なる意味を持つ。また、このコラボレーションを通じて北米、欧州地域で最高のモバイルRPGとして「サマナーズウォー」をサービスしているCom2uSのグローバル地位が証明させ、両社の各自分野の専門性と競争力に基づいて、強力な相乗効果が期待される。

Activisionの関係者は、「数多いモバイルゲーム会社の中で、洋の東西を問わずグローバル市場で成果を出す会社は極めて少ない。世界市場を相手に優秀なゲーム開発やライブサービスで能力を実証したCom2uSとの協業に期待している。」と明らかにした。

Com2uSの関係者は、「世界的なゲーム会社であるActivisionと協業できて非常に嬉しい。Com2uSのグローバルモバイルゲームの能力とActivisionの強力なIPパワーを結合して成功的なビジネスモデルを作っていきたい。」と、「両社はこの協業をきっかけに、様々なプロジェクトの協力に発展させていきたい。」と明らかにした。

一方、Com2uSは全世界で高い評価を得ているRPG「サマナーズウォー」IPをMMORPGなどに多角化し、自社のラインナップに独自のグローバルIPを拡大していくと同時に、外部のグローバル有力IPも持続的に確保していくことで、世界一流のモバイルゲーム企業として成長していくとのこと。