【ゲーム株概況(2/23)】モバファクが後場に入ってS高…位置ゲームの新作事前登録開始で　サイバーエージェントは昨年10月の戻り高値を更新

2月23日の東京株式市場では、日経平均株価は小幅続落し、前日比8.41円安の1万9371.46円で取引を終えた。為替が朝方に一時1ドル＝112円台まで円高方向に振れたこともあり、自動車株などを中心に売りが先行した。ただ、下値は底堅く、売り一巡後はじりじりと下げ幅を縮小した。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、モバイルファクトリー<3912>が後場に入って急騰し、ストップ高に張り付いた。モバイルファクトリーは、2017年春リリース予定の新作位置情報ゲーム『レキシトコネクト』の事前登録を開始したと発表（関連記事）したことが材料視された。本作は、リリース時で日本全国の城跡約1000個を網羅し、実際に訪れた歴史遺産をコレクションできるとしており、地方創生型のO2Oイベントのビジネス機会が広がるのではという期待が高まっているようだ。

また、サイバーエージェント<4751>が朝方から買われ、昨年10月に付けた戻り高値3195円を更新した。サイバーエージェントは、大和証券が「AbemaTV」の中期での成長性を評価し、同社のレーティングを「3」から「1」に格上げして、目標株価も2680円から4600円に引き上げたことが好感されたもよう。

ほか、イグニス<3689>が高く、グリー<3632>やエイチーム<3662>などもしっかり。

半面、マイネット<3928>やアカツキ<3932>、アエリア<3758>などが安く、前日に昨年来高値を更新したコーエーテクモHD<3635>は小反落した。


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