TYPE-MOON/FGO PROJECTは、7月29・30日、幕張メッセにて、『Fate/Grand Order』(以下、『F/GO』)のリアルイベント「Fate/Grand Order Fes.2017~2nd Anniversary~」を開催している。本稿では、本日(7月29日)11時より実施された「FGOゲストトーク 生中継」についてのレポートをお届けしていく。
本ステージには、ゲストとして声優の高橋李依さん、川澄綾子さんが登壇。「FGO関連新プロジェクト発表ステージ」と銘打ち、『Fate/Grand Order VR feat.マシュ・キリエライト』を始め、コミカライズやアーケードゲーム化など、スマホゲームとしての『F/GO』の外側で展開するプロジェクトについての情報を発表した。
まず最初に公開されたのは、各種コミカライズ情報だ。
・「Fate/Grand Order -mortalis:stella-(モルターリス:ステラ)」
月刊コミック ZERO-SUM 9月号より連載開始予定の「Fate/Grand Order -mortalis:stella-(モルターリス:ステラ)」。こちらは、ゲーム内第一部の内容がコミカライズされるとのこと。
・「Fate/Grand Order -turas realta-(トゥルス・レアルタ)」
「Fate/Grand Order -turas realta-(トゥルス・レアルタ)」は、8月9日発売の別冊少年マガジン9月号より連載を開始。
・「マンガで分かる!Fate/Grand Order」(1)
漫画家・リヨ氏によるWEBマンガ「マンガで分かる!Fate/Grand Order」を単行本化。8月2日より、926円[税抜]で発売予定となっている。『Fate/Grand Order』のサービス開始直後から公式コンテンツとして約2年間に渡り毎週連載している原稿に描き下ろしを加えた一冊となっている。
会場では初公開となるCM映像が上映された。これを見た高橋さんは「口元にも話しているような演出が加えられていて、本当にアニメのように動いているのが嬉しいですね」とコメントした。なお、本CMはアニメ「Fate/Apocrypha」の放送時間に放映を予定しているとのこと。
・「氷室の天地 Fate/school life」コラボ企画が始動
一迅社の「まんが4コマぱれっと」にて連載中の「氷室の天地 Fate/school life」とのコラボが決定。「氷室の天地 Fate/school life」では、「Fate/Stay night」の裏側で繰り広げられている聖杯戦争とあまり関係のない出来事を、同級生の3人の日常を中心にハイテンションで描いているとのこと。
▲『F/GO』とのコラボは、8月22日発売の「まんが4コマぱれっと」10月号よりスタート。会場ではコラボに先駆けて描き下ろしのイラストが公開された。
【FGOプロジェクト新情報】
ここからは、FGO PROJECTクリエイティブディレクターの塩川洋介氏が登壇。PlayStation VRにて発売予定の『Fate/Grand Order VR feat.マシュ・キリエライト』についての新PVや今後の展開が発表された。
『Fate/Grand Order VR feat.マシュ・キリエライト』は、マシュ・キリエライトと一緒に特別な時間を過ごすことができる「Fate VRドラマ」だ。今回のステージでは、本作の発売時期が2017年冬であることを公開。PlayStation Storeにて配信が予定されている。
さらに、2017年8月下旬よりカラオケ アドアーズ秋葉原店にて体験スペースが登場するとのこと。最新情報は下記の公式サイトにて随時発表していく。
▲新たに公開されたPVからは、まるで自身がマイルームでマシュを目の前にしているかのような臨場感が伝わってきた。
Fate/Grand Order VR feat.マシュ・キリエライト
■セガ・インタラクティブ開発で『F/GO』のアーケードゲーム化が決定!
続いて上映された初公開のPVでは、『F/GO』のアーケードゲーム化が発表された。
▲ジャンルは「英霊召喚チームバトル」と発表されたが、スマホ独自の面白さをアーケードで表現しており、今『F/GO』をプレイしているユーザーがそのままの感覚で遊べることを第一に考えているとのこと。
『Fate/Grand Order Arcade』というタイトルで、現在、セガ・インタラクティブが開発を進めているとのことだ。ここで、本作のプロデューサー・吉野慎一氏、ディレクター・伊神公博氏が登壇した。
▲『Fate/Grand Order Arcade』キービジュアル。
塩川氏は、企画の立ち上げ自体は2016年1月ごろで、当時『F/GO』をこの先どうしていくか考えたときに、ゲームの外側でもできることを検討し「セイントグラフが欲しい」との想いあったことからアーケードという点に着目したと、企画発端の経緯を語った。
また、本作には「セイントグラフのサーヴァントを3D化」「セイントグラフや概念礼装の物理カード化」という2つの大きな特徴があることを明かした。
新しいことをするからにはスマホではできないド派手なバトルシーンを実現したいとのことで、現在開発中ではあるものの、先に公開されたPVからも3Dモデル化されたサーヴァントたちが躍動感あふれるバトルを繰り広げている様子が見て取れた。開発において難しかった点を問われた吉野氏は「2Dで表現されているセイントグラフを3Dで360度どこから見ても違和感なく再現することが難しかった」と回答。伊神氏によると「イラストレーターごとのタッチを再現するために、独自の専用のツールなども使用している」とのことだった。
そのほか、会場では、実際に開発中の「クー・フー・リン」「アタランテ」の3Dモデルを公開。「クー・フー・リン」はどこから見てもアニキ感が損なわれないように、「アタランテ」は水彩画のような独特なタッチを3Dで表現できるようにこだわっているという。
▲会場には、試作段階の物理カードも展示されていた。
本作の今後の展開としては、ロケテストを今冬に予定しているほか、本日(7月29日)より、公式サイトをオープンしている。
■「Fate/Grand Order Fes.2017〜2nd Anniversary〜」
■『Fate/Grand Order 』
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