シリコンスタジオ、リアルタイム3DCGによるVR対応4K動画をジャパンディスプレイの高精細VR専用液晶ディスプレイ用デモコンテンツとして提供

シリコンスタジオ<3907>は、ジャパンディスプレイ<6740>にリアルタイム3DCGによるVR対応4K動画を提供し、仮想現実ヘッドマウントディスプレイ（以下「VR-HMD」）向け高精細ディスプレイ用のデモコンテンツとして採用されたことを発表した。

ジャパンディスプレイは、VR-HMD専用の3.25型1001ppi低温ポリシリコンTFT液晶ディスプレイ（以下、1001ppi LTPS TFT-LCD）を開発し、2018年05月10日に発表した。この1001ppi LTPS TFT-LCDを用いたVR-HMDでは、ユーザーがより現実に近い視覚、体感を得ることができるため、VR市場のさらなる拡大が期待できるという。

シリコンスタジオがジャパンディスプレイに提供した動画コンテンツは、自社開発のリアルタイムレンダリングエンジン「Mizuchi（ミズチ）」の技術デモ用として制作したリアルタイム3DCG「Museum」を4Kでステレオレンダリングをすることに対応した、1001ppi LTPS TFT-LCD向けのオリジナルバージョン。圧倒的な質感の表現をリアルタイムで可能にする「Mizuchi」は、高精細VR環境の優れた映像表示性能を最大限に生かし、没入感を向上させる。

なお、この動画コンテンツは、2018年5月22日～24日の3日間にわたり米国カリフォルニア州・ロサンゼルスで開催された電子ディスプレイ業世界最大級の展示会「SID Display Week 2018」において、ジャパンディスプレイブースで披露された。来場者は1001ppi LTPS TFT-LCDが実現する自然で緻密な動画表現を体験したという。



▲Display Week 2018 ジャパンディスプレイブース