グリー、技術開発力向上のため外部研究機関との連携強化…国立研究開発法人 産業技術総合研究所に社員が出向

グリー<3632>は、この日（7月18日）、産業技術発展への貢献と自社エンジニアの技術開発力向上を目的として、外部研究機関との連携を強化することを明らかにした。第一弾として、日本最大級の研究機関である国立研究開発法人 産業技術総合研究所に社員が出向し、ディープラーニングに関する研究を開始したとのこと。

出向者が所属する人工知能研究センターは、日本の人工知能研究の中核拠点として、多数の優れた研究者を抱え、海外の研究機関との連携や、国内の複数メーカーとの共同研究チームの設立などを行っている。今回、出向者はグリーの事業とは直接関係しない、広く社会に益する研究課題に従事するが、そこで得られた研究開発に関するさまざまな知見や人的ネットワークなどは、今後グループ内における事業への応用や拡大に貢献すると期待しているという。

グリーは、これまでの産業界や技術コミュニティとの交流を通じ技術開発力の向上を進めてきたが、昨今の学術分野から実用分野への応用の転換スピードがより一層短くなっていく状況に対応するため、今後は学術機関や研究者との交流をより一層推進し、実用分野への応用も加速していく、としている。