【MCF調査】2018年の国内モバイルコンテンツ関連市場の規模は9％増の6.2兆円に　モバイルゲーム市場は3％増の1兆4177億円とプラス維持も伸び悩み

モバイル・コンテンツ・フォーラム（MCF）は、2018年(1 月～12 月)のモバイルコンテンツ関連の市場規模について、前年比9％増の6兆2202億円だったと発表した。ゲーム系、音楽系をはじめとしたデジタルコンテンツを有料配信する「モバイルコンテンツ市場」と、物販系、サービス系、トランザクション系の 3 分野で構成された「モバイルコマース市場」の合計となる。

 

そのうち、モバイルコンテンツ市場は5％増の2兆2261億円だった。このなかでも最も大きなシェアを占めるのが、スマートフォンの「ゲーム・ソーシャルゲーム等市場」で、その市場規模は前年比4％増の1兆4116億円だった。対前年比でプラスを確保したものの、2ケタの伸びとなった前年からは伸び率が鈍化していることを示した。

 

デバイス別では、「フィーチャーフォン市場」は同27％減の379億円、「スマートフォン等市場」は同6％増の2兆1882億円だった。「フィーチャーフォン市場」と「スマートフォン等市場」、両市場をあわせた「モバイルコンテンツ市場」全体のカテゴリ別の内訳をみると、「ゲーム・ソーシャルゲーム等市場」が、モバイルコンテンツ市場の約64％を占めており1兆円4177億円（前年比3％増）となった。

 

他方、モバイルコマース市場については、同10％増の3兆9941億円だった。商品を携帯電話から購入する「物販系市場」は、同112％の 2 兆 438 億円となった。「サービス系市場」に関しては、同9％増の1兆5005 億円、「トランザクション系市場」は、同9％増の4498億円となった。