インフォコム、電子コミック「めちゃコミ」の成長続く　4～12月の売上高は24％増の239億円、営業利益は20％増の39億円に

インフォコム<4348>は、電子コミックサービスの成長が続いている。一時、海賊版サイトの影響を受けた時期もあったが、その後、再び成長軌道に乗った。先に発表された第3四半期累計（2019年4～12月）の売上高をみると、前年同期比24.0％増の239億1000万円となった。電子コミックサービスが売上の大半を占めるネットビジネス・セグメントの営業利益は、同20.6％増の39億3000万円となった。

 

同社は、子会社アムタスを通じて、国内最大級の電子コミック配信サービス「めちゃコミック」の配信を行っており、引き続き売上が好調に推移した。四半期別の売上高の推移を見ると、右肩上がりの成長が続いている。

 

広告強化の施策として、テレビコマーシャル放映期間の拡大や東京ヤクルトスワローズの冠スポンサー試合「めちゃコミックDAY」の実施に加えて、「めちゃコミック」の人気作品をリアル書店の売り場で紹介する「めちゃ本屋」を5月と11月に実施した。

また、ユーザ拡大の施策として、若年層をターゲットとした「めちゃコミック」のアプリ版の提供を開始したほか、Web版の機能をリニューアルし「毎日無料連載」を開始した、としている。