プリティーシリーズ新作『ワッチャプリマジ!』が発表! 歌とダンス、おしゃれに「魔法」追加、ガールズ青春ストーリーに一新 「15年、20年続く作品に」(森岡専務)
タカラトミーアーツは、この日(6月24日)、「プリティーシリーズ」10周年記念作品と新事業の発表会をオンラインで開催し、新コンテンツ『ワッチャプリマジ!』を発表した。2021年10月より、テレビ東京系6局ネットでアニメ放送開始するとともに、それに合わせてアミューズメントゲームも稼動する。10周年を迎えたプリティーシリーズは、新たな船出を迎えることになった。発表会では、新コンテンツの概要を中心に説明していった。
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まずタカラトミーアーツ専務取締役の森岡俊広氏が登壇し、プロジェクトの趣旨とアミューズメントゲーム機について説明した。「アミューズメントとアニメが両輪となり、キラキラと輝きたい子どもたちの夢を応援することがプリティーシリーズの使命」と述べ、2010年から「エンターテインメントの力で子どもたちに明るく楽しい未来を描いてもらうことに力を注いできた」と述べた。
今回のプロジェクトでは、歌とダンス、おしゃれという従来のプリティーシリーズのテーマに加えて、誰もが憧れる王道の「魔法」をピースを加えた。ステンドグラスプリントを活用した魔法のカード「プリマジカード」を新たに採用し、カードを画面にセットするとそこからコーデが飛び出し、キャラクターのコーデが変わるようなギミックを取り入れたという。
開発パートナーであるシンソフィア代表の吉田秀司氏がメッセージを寄せ、「プリティーシリーズ10周年作品ということで、これまでの作品で培ったものを出し切り、最高のものを作った。『ワッチャプリマジ!』は、とびっきり明るく楽しく元気いっぱい夢いっぱいの作品。ぜひ楽しんでほしい」とコメントした。
続いてTVアニメについて、総監督の佐藤順一氏(写真左)、監督の小林浩輔氏(写真右)が登場し、アニメの発表を行った。どういう作品にしたいかと聞かれると、佐藤氏は、「(プリティーシリーズが)10年も続いているというのは大きなこと。あらためてプリティーシリーズをみると、子どもたちにおしゃれや歌、ダンスなど"好き"というものから生まれる力を伝えていた」と評価し、これまでの愛されているところを大事にしつつ、新しい作品に仕上げていく考えを示した。
また、作品作りにあたって、ターゲットである子どもたちが何が楽しいかを気をつけるようにしているとし、歌やおしゃれに関しては自分自身の趣味ではなく、あくまで、現在の子供たちの好みを踏まえるようにしているそうだ。
小林監督は、プリティーリズムオーロラドリームからシリーズ作品に携わっており、初の監督となる。今回の作品に見どころについては、新しくマジカル、魔法、マジという要素が加わるが、気持ちを出して真剣に取り組んで勝負するという、よりドラマティックな展開になっているところとアピールした。
なお、シリーズ構成の坪田 文氏もメッセージを寄せ、今作では魔法が新たに加わるが、プリティーシリーズが大事にしてきた"煌めき"と素敵な化学反応を起こしているという。今回目指しているのは笑って泣ける王道のガールズ青春ストーリーになるとし、"まつり"と"みゃむ"が本気になった瞬間のかがやきを届けたい、とした。
続いて、登場キャラを演じるキャストが登場した。「陽比野まつり」を演じる廣瀬千夏さん(写真左)は、自身の演じる「まつり」の印象について、はじめてみたとき、「The 主人公だ!」と感じたという。そして、明るくて夢に向かって一直線なところが魅力的と述べた。プリマジスタになるためのきっかけを探している普通の女の子で、見ているとみんなが応援したくなるキャラクターとコメントした。
「みゃむ」を演じる小池理子さん(写真右)は、見た目のかわいらしさはもちろん、自分のことが大好きで豪快なところがあり、そういった部分に憧れていると語った。みゃむのそういった部分は、小池さん自身にないものであるため、「こういう風になりたい」と思っているそうだ。
なお、最後の質疑応答で、タカラトミーアーツの大庭晋一郎氏は、佐藤氏を総監督に起用した狙いについて、ベテラン監督を起用することで、10周年らしい作品を作り上げてもらうだけでなく、今後の展開に向けて新たな基盤作りを託したことを明かした。森岡専務は「これから15年、20年とずっと続く作品にしたい」と述べ、プリティーシリーズの新たな飛躍を誓った。
© T-ARTS / syn Sophia / テレビ東京 / PM製作委員会
会社情報
- 会社名
- 株式会社タカラトミーアーツ
- 設立
- 1988年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 近藤 歳久
- 決算期
- 3月