Stake Technologies、約33億円規模のAstar & Shiden エコシステムグロースファンドを立ち上げ



⽇本発のパブリックブロックチェーンであるAstar Network(旧Plasm)とShiden Networkの開発をリードするStake Technologiesは、来るマルチチェーンのトレンドにおいてPolkadot/KusamaにおけるdAppハブとなることを目指し、約33億円規模の「Astar & Shiden エコシステムグロースファンド Ⅰ」の立ち上げを発表した。

Stake Technologiesは、EthereumバーチャルマシンやWebAssembly、Layer2、著名ブロックチェーンとのブリッジ機能等をサポートするスマートコントラクトハブ「Astar Network/ Shiden Network」の開発コアチームとなる。

*Polkadotは異なるブロックチェーンを接続し相互運用性を提供するブロックチェーンプロジェクト。Kusamaはその実験的ネットワークという位置付け。

2021年7月、Shiden NetworkはKusamaへの接続に成功し、8月30日にはトークンの移転が可能になった。今後は、マルチチェーンスマートコントラクトハブとしての機能を強化するため、Polkadot/KusamaだけでなくEthereum, Binance Smart Chain等の他の著名ブロックチェーンもサポートしていく。

Astar & Shiden エコシステムグロースファンドⅠは、インフラプロジェクトやアプリケーションプロジェクトへの経済的、技術的サポートを通してAstar NetworkとShiden Networkのエコシステムを拡大させるために立ち上げられた。

■Astar/Shiden Networkのエコシステム拡大に注力
Astar & Shiden エコシステムグロースファンドⅠは以下のポイントに注力予定。

Buildersプログラム参加者、参加プロジェクトへの経済的サポート
- インフラ系プロジェクトや実績を出したプロジェクトへのGrant(助成金)
- 直接的なインベストメント
- dApp Staking(*)を通したアプリケーションプロジェクトへの支援

グロースサポート
- ハッカソンの開催や、開発チャレンジ企画の実施
- 開発者向けイベントやキャンペーンの実施

取引所などとのキャンペーン

プロジェクトへの投資やVCの紹介

AstarとShidenの開発で蓄積した知識や経験の還元

*dApp StakingはAstar Network/Shiden Network上でサービスを展開するプロジェクトへのベーシックインカムのように機能する、独自の仕組みです。Astar Network/Shiden Networkにプロダクトを開発することで、開発者はブロック生成報酬の一部を獲得できる。


■約33億円規模のファンド
初期供給量の6%のSDNトークン(Shiden Networkのネイティブトークン)をこのファンドに用いる(執筆時点で約33億円相当)。2,3年かけてエコシステムを拡大、支援を行っていく。
グロースファンドのアドレスはこちら:https://shiden.subscan.io/account/YbDJwSTXJbDCv9WAhRN566gmwa6BX4GWgHr7mspwEQRF49W

■Buildersプログラム(開発者向けプログラム)
Buildersプログラムに参加することで、経済的支援を受けながらプロダクト開発を行うことができる。

Buildersプログラムの詳細はこちら:https://astar.network/builders-program/

ハッカソンや開発者向けキャンペーンについては、近日としている。