【ゲーム株概況(11/21)】BOIがS高…新株予約権の行使停止要請期間の延長で当面の需給懸念材料が払拭　子会社上場日が接近のカヤックは高値更新　Aimingは大幅続落

11月21日の東京株式市場では、日経平均は3日ぶりに反発し、前日比45.02円高の2万7944.79円で取引を終えた。7～9月決算発表シーズンの一巡に加え、今週は水曜日に祭日を挟むカレンダー的な要因もあり、低調な商いによる小動きに終始した。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、バンク・オブ・イノベーション（BOI）<4393>が大幅反発し、ストップ高まで買われた。BOIは、前週末11月18日に第9回新株予約権と第10回新株予約権について、行使停止要請の行使停止期間を来年8月4日まで延長することを発表しており、当面の需給面での懸念材料が払拭されたとみた買いが入ったようだ。

また、カヤック<3904>が一時1629円まで買われ、年初来高値を更新した。カヤックは、子会社のウェルプレイド・ライゼストの東証グロース市場への上場が来週11月30日と迫っており、あらためて市場の関心を集める形となったもよう。

ほか、アピリッツ<4174>やユークス<4334>、東京通信<7359>などが買われた。

半面、Aiming<3911>が大幅続落し、ワンダープラネット<4199>やenish<3667>、壽屋（コトブキヤ）<7809>なども売られた。

コナミグループ<9766>やコーエーテクモHD<3635>など大手ゲーム株の一角もさえない。