CRI・ミドルウェア、10月17日から幕張メッセで開催される国際展示会「CEATEC 2023」に出展

CRI・ミドルウェア<3698>は、10月17日から幕張メッセで開催される国際展示会「CEATEC 2023」（シーテック2023）に出展することを発表した。

本展示会では、ゲーム開発で培ったCRIの音声・映像技術が社会でどのように活用されているのか、立体音響やAIと連携したアバターのデモを交えながら紹介する。

■「CEATEC 2023」とは

CEATECはあらゆる業種・産業を網羅する「Society 5.0の総合展」。Society 5.0とは、「サイバー空間（仮想空間）とフィジカル空間（現実空間）を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会（Society）」と定義されている。

正式名称：「CEATEC 2023」（シーテック 2023）
（Combined Exhibition of Advanced Technologies）
開催場所：幕張メッセ（千葉県千葉市美浜区中瀬2-1）
会期：10月17日（火)～20日（金) 10:00～17:00
公式サイト：https://www.ceatec.com/ja/

CRIは、サイバー空間での生活をより快適にするためのソリューションを通して、Society 5.0の実現に貢献する。

■出展内容 （出展場所：アドバンスドテクノロジーエリア A-017）

CRIは、ゲーム開発のためのソフトウェアを提供する企業として発展してきた。ゲームの技術は日々進歩し、いまやスマートフォンで仮想世界を自由に楽しめる時代。仮想世界での没入感、リアルさを表現するためにCRIが開発した技術、もしくはその開発手法は、ゲームの枠を超え、社会のあらゆる場面でそれぞれが抱える課題を解決している。

「CEATEC 2023」では、次のようなソリューション群を紹介する。

・オンラインコミュニケーション用ソリューション： CRI TeleXus（テレクサス）
CRI TeleXusは、高機能ボイスチャットをはじめとしたさまざまな機能で、オンラインコミュニケーションを拡張・強化するソリューション。メタバースやオープンワールドゲームなどのオンラインコミュニケーション空間を、臨場感のある自然な「居心地の良いもの」にする。

ブースでは、ChatGPTと連携した CRI TeleXusを通じ、アバターとの会話を楽しめる。会話の内容は画面に文字表示されるため、目や耳が不自由な方でも、知りたい情報を手軽に入手できる。

・モビリティ用ソリューション： CRI ADX Automotive、CRI Glassco、 CRI TeleXus for Mobility
CRI ADX Automotive、CRI Glasscoは、ゲーム開発のノウハウを活用することで、車載サウンドやメーター類の開発を効率よく行えるソリューション。デザイン担当者は実機での仕上がりを都度プレビューできるので、実装段階で差異が生じることがない。

CRI TeleXus for Mobilityは、クルマでのドライブを想定したデモをブースで行う。インターネットから集めた情報を、空間オーディオ技術を用いて音像の位置を情報ごとに変えながら、車内に流す。その結果として、情報が理解しやすくなる効果を体験できる。

・組込み用ソリューション：CRI SOLIDAS、CRI NeuroMeister
CRI SOLIDASは、音響信号処理を汎用の１チップに集約し、ハードウェアをソフトウェア化するソリューション。ソフトウェア化により部品点数を大幅に減らせるため、調達リスク、コスト、環境負荷を低減できる、新しい音響再生機器の設計手法を提案する。

CRI NeuroMeisterは、カラオケの採点機能の精度向上をディープラーニング（AI）を用いて実現したミドルウェア。ブースでは、CRI NeuroMeisterを組み込んだ実際のカラオケ機器を展示する。

・サイト活性化ソリューション：CRI LiveAct 、SmartJPEG
ECサイトやオウンドメディアなどのウェブサイトで、軽量かつ高画質な動画・画像を表示できるソリューション。ファイル容量を軽量化してもクオリティは変わらずに、商品の魅力や素材感が伝わる。

ブースでは、撮影された動画から高品質な360°スワイプ動画を自動生成するCRI LiveActのデモを行う。スマホの画面をスワイプすることで、対象商品を360°どの方向からも見ることができる。ネットショップでも店頭で現物を見るような体験ができ、買い物の楽しみが広がる。