BLOCKSMITH&Co. は、本日(10月10日)、顔認証技術を活用したWeb3ウォレットに関する特許(第7561470号)を9月26日に取得したことを発表した。
この特許を活用したウォレットを2024年秋ごろより提供開始する。
■顔認証Web3ウォレットについて
従来の暗号資産ウォレットでは、ユーザーが秘密鍵やシードフレーズを自己管理する必要があり、紛失時の復旧が困難だった。この問題を解決するため、顔認証とMPC(マルチパーティ計算)技術を活用した「BLOCKSMITH WALLET」を開発した。
本ウォレットでは、ユーザー資産のセキュリティを最優先に考え、MPC技術を活用した「秘密情報のリフレッシュ技術」を使用する。本技術により、バックアップサーバーとユーザー端末、署名サーバー内に保管された秘密情報(秘密鍵断片)を互いに秘匿にしたまま安全に復元できる。これにより、端末変更や紛失などが発生した場合でも、公開情報を変更せずに秘密情報を更新でき、結果として長期的に資産の安全性を確保できる。
本技術の導入により、ウォレット内の資産へのアクセス喪失リスクが大幅に軽減され、ユーザーにより安全で使いやすいウォレット体験を提供する。2024年秋ごろより、「秘密情報のリフレッシュ技術」を搭載したBLOCKSMITH WALLETをQAQAアプリ内機能として提供する予定だ。
<特許概要>
特許番号:第7561470号
発明の名称:マルチシグ検証用の公開鍵は維持したまま各自が秘密鍵として利用する断片を秘密裏にリフレッシュする技術
登録日:2024年9月26日
特許権者:株式会社BLOCKSMITH&Co.
特許内容:公開鍵を維持しながら、ユーザとサーバーがそれぞれの秘密鍵断片を秘密裏に新しいものに更新し、秘密鍵断片を互いに秘匿にしたまま安全に復元できる手法を開発した。これにより端末変更や紛失などが発生した場合でも、秘密情報の更新と復元が可能になり資産の安全性を確保できる。
会社情報
- 会社名
- BLOCKSMITH&Co.