メガチップス、25年3月期の営業益を40億円→23億円に下方修正　ゲーム用LSIが想定下回る　SiTime株売却で最終利益は50億円の据え置き

ゲーム用LSIを手掛けるメガチップス<6875>は、2月7日、2025年3月期連結業績予想の修正を行い、売上高450億円(前回予想520億円)、営業利益23億円(同40億円)、経常利益25億円(同40億円)、最終利益50億円(同変わらず)、EPS292.6円(同275.36円)とした。売上高と営業利益、経常利益の見通しを減額し、最終利益を据え置きとした。

・売上高:450億円(前回予想520億円)
・営業利益:23億円(同40億円)
・経常利益:25億円(同40億円)
・最終利益:50億円(同変わらず)
・EPS:292.55円(同275.36円)

【従来予想からの修正率】
・売上高:13.4%減
・営業利益:42.5%減
・経常利益:37.5%減
・最終利益:変わらず

【前年実績との比較】
・売上高:22.3%減
・営業利益:58.0%減
・経常利益:27.6%減
・最終利益:11.4%増

(主に任天堂向けと見られる)アミューズメント向け事業における需要が同社独自の予測に基づく前回想定値を下回る見込みとなったこと、ASIC事業において顧客の在庫調整による需要減少を見込んだこと及び一過性の追加開発費を見込んだことで、売上高と営業利益、経常利益は前回予想を下回る見通し。

最終利益については、経常利益予想の修正に加え、特別損失として固定資産除却損を見込んだものの、投資有価証券として保有するSiTime社の株式の一部売却による特別利益として投資有価証券売却益約35億円を計上することで従来予想と変わらない見通し。