アクセル、第3四半期決算は営業益38%減の13億円…遊技機向けグラフィックスLSIとメモリモジュール製品が販売減

アクセル<6730>は、2月7日、2025年3月期 第3四半期累計の連結決算を発表し、売上高118億8100万円(前年同期比13.6%減)、営業利益13億円(同38.7%減)、経常利益13億2900万円(同37.5%減)、最終利益8億3200万円(同45.1%減)だった。

・売上高:118億8100万円(同13.6%減)
・営業利益:13億円(同38.7%減)
・経常利益:13億2900万円(同37.5%減)
・最終利益:8億3200万円(同45.1%減)

主力のパチンコ・パチスロ機向けグラフィックスLSIとメモリモジュール製品の販売が前年を下回ったため。

① LSI開発販売関連
LSI開発販売関連は既存事業であるパチンコ・パチスロ機向け製品で構成されており、売上高は前年同期比18億4600万円減(同13.8%減)となる115億4100万円、セグメント利益は同8億4200万円減(同28.0%減)となる21億6800万円となった。主力製品であるパチンコ・パチスロ機向けグラフィックスLSIは、前年同期に対し12.4万個減となる40.6万個の販売、メモリモジュール製品は前年同期を下回る販売となった。なお、第3四半期末の同セグメントの受注残高は123億6000万円となっている。

② 新規事業関連
新規事業関連は、組み込み機器向け製品に加え、AIやWeb3、ブロックチェーン領域を中心としたスタートアップ事業であり、売上高は前年同期比3000万円減(同8.1%減)となる3億4000万円、セグメント損失は同6100万円増(前年同期は3億1600万円の損失)となる3億7700万円となった。

 

■2025年3月期の業績見通し

2025年3月期の業績は、売上高151億4000万円(前期比13.8%減)、営業利益14億2000万円(同41.5%減)、経常利益14億8000万円(同39.6%減)、最終利益9億円(同49.2%減)、EPS82.19円を見込む。株価収益率は16.0倍となる。

・売上高:151億4000万円(同13.8%減)
・営業利益:14億2000万円(同41.5%減)
・経常利益:14億8000万円(同39.6%減)
・最終利益:9億円(同49.2%減)
・EPS:82.19円

【通期計画に対する進捗率】
・売上高:78.5%
・営業利益:91.5%
・経常利益:89.8%
・最終利益:92.4%