日本一ソフト、25年3月期の業績は営業損失5億1500万円と赤字転落となる見通し 減収と原価・販管費の増加で 第3四半期決算も発表
日本一ソフトウェア<3851>は、2月14日、2025年3月期の業績について、売上高51億9700万円(前期比2.7%減)、営業損失5億1500万円(前期は4億0100万円の利益計上)、経常損失2億4800万円(同8億4200万円の利益計上)、最終損失3億1700万円(同5億9300万円の利益計上)となる見通しと発表した。
・売上高:51億9700万円(同2.7%減)
・営業損失:5億1500万円(同4億0100万円の利益計上)
・経常損失:2億4800万円(同8億4200万円の利益計上)
・最終損失:3億1700万円(同5億9300万円の利益計上)
・EPS:-62.76円
売上高については、国内市場および海外市場において、新作タイトル及び過去作のリピート販売等の営業活動を展開したものの、前期を下回る予想となったという。
営業利益については、減収効果に加えて、昨今の物価高上昇による売上原価と販売管理費の増加により営業損失となる見通し。
経常利益は、利息収入と円安による為替差益を見込んでいるものの、営業損失をカバーできず経常損益も損失となる見通し。最終利益については法人税等の計上により、最終損失となる。
■第3四半期決算
同時に発表した第3四半期累計の連結決算は、売上高36億9500万円(前年同期比16.1%減)、営業損失1億7600万円(前年同期は4億5800万円の利益計上)、経常利益4100万円(同94.2%減)、最終損失2700万円(同4億7000万円の利益計上)だった。
・売上高:36億9500万円(同16.1%減)
・営業損失:1億7600万円(同4億5800万円の利益計上)
・経常利益:4100万円(同94.2%減)
・最終損失:2700万円(同4億7000万円の利益計上)
事業セグメント別の状況は以下の通り。
【エンターテインメント事業】
売上高36億2300万円(前年同期比16.5%減)、営業利益1億7100万円(前年同期比79.3%減)となった。
パッケージタイトルとして、国内では『魔界戦記ディスガイア7これまでの全部入りはじめました。』と『マール王国の人形姫25th ANNIVERSARY COLLECTION』の2タイトルを発売した。また、第4四半期発売の『ファントム・ブレイブ 幽霊船団と消えた英雄』、『クラシックダンジョンX3』の開発・販促活動を進めてきた。
その他、PlayStation Network、ニンテンドーeショップ、Steam等を通じたゲームソフト及びダウンロードコンテンツの配信や、北米・欧州・アジア地域に向けた国内で発売したタイトルのローカライズ及び販売を行った。加えて、新規タイトルの開発及び関連商品のライセンスアウト、カードゲームショップ「プリニークラブ」の運営も引き続き行ってきた。
【学生寮・その他事業】
売上高7100万円(前年同期比14.9%増)、営業損失2700万円(前年同期営業損失2600万円)となった。学生寮・その他事業では、学生支援を目的として岐阜県内の大学学生寮3件の運営を行った。
業績推移は以下の通り。
会社情報
- 会社名
- 株式会社日本一ソフトウェア
- 設立
- 1993年7月
- 代表者
- 代表取締役社長 猿橋 健蔵
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高53億3900万円、営業利益4億100万円、経常利益8億4200万円、最終利益5億9300万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3851