【イベント】『グラブル』『プリコネR』『ウマ娘』『シャドバ』などの背景アート展「Cygames背景美術展 2024-2025」東京会場レポート! 貴重過ぎるクリエイターの”生の声”に注目

Cygamesは、背景アートに特化した展覧会「Cygames背景美術展 2024-2025」を、2025年5月2日(金)~5月13日(火)の12日間、東京・武蔵野美術大学にて開催。
本展は全国6都市の大学を巡回し、東京・武蔵野美術大学がファイナル会場となる。
会場では、『ウマ娘 プリティーダービー』や『グランブルーファンタジー』をはじめ、2025年6月17日(火)リリース予定の新作タイトル『Shadowverse: Worlds Beyond』を含む、計6作品から200点以上の背景アートを展示。
さらに、展覧会のキービジュアルを立体的に再現した「ジオラマ」や、背景アートならではの時間や天候などの変化を体感できる「タッチパネル」、Cygamesのクリエイターの仕事環境を再現した「クリエイターズデスク」、クリエイターが影響を受けた書籍を紹介する「クリエイターの愛読書」、学生からの質問と回答を紹介する「クリエイターの30の質問」など、本展でしか見られない貴重な展示が多数用意されているのが特徴だ。
今回は、そんな「Cygames背景美術展 2024-2025」の東京会場の様子を写真と共にレポートしていく。
■背景アートに込められた“想い”が伝わる展覧会
京都芸術大学、東北芸術工科大学、金沢美術工芸大学、九州産業大学、名古屋芸術大学、そして東京・武蔵野美術大学でいよいよファイナルを迎える「Cygames背景美術展 2024-2025」。会場となった武蔵野美術大学では、『グランブルーファンタジー』『Shadowverse』『プリンセスコネクト!Re:Dive』『ウマ娘 プリティーダービー』『GRANBLUE FANTASY: Relink』に加え、2025年6月17日(火)リリース予定の次世代スマホカードゲーム『Shadowverse: Worlds Beyond』の背景アートも公開される。
背景アートは、ゲーム中ではキャラクターやUIに隠れてしまうことが多く、じっくり眺める機会は限られている。しかし、ゲーム世界の空気感を表現するうえで欠かせない重要な要素であり、そこにはクリエイターたちの想いや工夫が詰まっている。本展では、そうした背景アートを細部までじっくり鑑賞できる、非常に貴重な機会となっているのだ。
では、さっそく中の様子を見ていこう。
入口では、本展のキービジュアル「雲海を望む大地」が展示されてる。このアートは、2019年に行われた「Cygames背景美術展」で描かれた「村」を思い出し、「村の周囲はどんな環境になっているのだろうか」というイメージで描かれたという。実は、イラストの右奥には”かつての村”が配置されているので、そちらも要注目だ。
なんと、会場にはこのキービジュアルをもとに作成したジオラマも展示。様々な角度から見ることができ、いかに細部まで綿密に設計されているかが伝わる。とくに”影”の表現は息を飲むほど美しさ。ぜひ現地で体感してほしい。
会場は順路に沿って見ていく形式で、『グランブルーファンタジー』『Shadowverse』『プリンセスコネクト!Re:Dive』『ウマ娘 プリティーダービー』『GRANBLUE FANTASY: Relink』『Shadowverse: Worlds Beyond』の作品順で背景画が展示されている。
興味深いのは、いくつかの展示に添えられているクリエイターのメッセージ。背景アートを描いた際のイメージや想いが率直に語られており、それを読んでから作品を見ると、また違った印象を受ける。
▲キービジュアル「雲海を望む大地」に添えられたクリエイターからのメッセージ。
また、発注から完成までの制作プロセス、ラフから完成までの変遷、修正のチェック項目など、普段は社外には公開されないであろう資料も展示されており、ゲーム背景制作の舞台裏を垣間見ることができる。今まで自分がただプレイしていたゲームの背景が、こんなにもクリエイターたちの手が加わっていることを実感した。
▲『Shadowverse』より背景の発注から完成までの経緯。
特にゲームの作風ごとに雰囲気がガラリと変わるのが面白い。例えば『グランブルーファンタジー』であれば「空の雄大さ」、『Shadowverse』であれば「ダークな重厚感」、『プリンセスコネクト!Re:Dive』であれば「可愛らしさ」。また、『ウマ娘 プリティーダービー』は3Dモデルでの表現となり、ウイニングライブの舞台制作では「臨場感」を重視し、現実のライブ演出さながらの光や空気感を加えている。
これらを意識して見ると、背景アートの奥深さをより感じることができた。
さて、ここからは展示されている作品をいくつかピックアップして紹介していこう。
●『グランブルーファンタジー』
●『Shadowverse』
●『プリンセスコネクト!Re:Dive』
●『ウマ娘 プリティーダービー』
●『GRANBLUE FANTASY: Relink』
●『Shadowverse: Worlds Beyond』
●学生作品
会場には学生が描いた作品も特別展示。それぞれの”味”があるので、ぜひこちらも合わせて見てみよう。
■クリエイター”頭の中”を覗ける特別展示も
背景アートのほかにも、大学の学生からCygamesのクリエイターへの質問に答える「30のQ&A」、背景アートのクリエイター10人が大切にしている書籍を展示する「クリエイターの愛読書」、Cygamesのクリエイターの机を再現した「クリエイターズデスク」といった特別コーナーも設けられている。
「30のQ&A」では実践的な内容から心構えなど、今後プロのクリエイターになっていくであろう学生からの質問にまっすぐに回答。「クリエイターの愛読書」では、計30冊の本が展示されており、自由に読むことができる。「クリエイターズデスク」では、実際に使用しているPCやタブレットのほか、書籍やアクリルスタンドなどもあり、なんともプライベートな雰囲気も。
これらを見ていけば、クリエイターの頭の中が少し見えてくるかも……?
■会場販売の物販や「来場者特典」もチェック!
会場では本展覧会の「公式図録」や「クロッキー帳」、「ポストカード(全6種)」などを販売。公式図録は、展示作品やクリエイターへのインタビューなどを収めたもので、かなりのボリュームとなっている。通常価格3,500円(税込)のところ、会場特別価格2,500円(税込)となっているので、かなりお得だ。

また、来場特典として、Cygamesのクリエイターによるスケッチを使用したオリジナルコースターがプレゼントされる。さらに3名以上で来場すると、本展の描き下ろしイラストがデザインされたオリジナルマグネットが追加でプレゼントされるので、グループで行くことをオススメする。
背景アートの魅力を深く掘り下げ、ゲーム制作の舞台裏にも触れられる「Cygames背景美術展 2024-2025」。ゲームファンやアートファン、そして未来のクリエイターたちにとって、見逃せない内容となっている。ぜひ直接会場へ足を運んでほしい。
© Cygames, Inc.
















































































